ローポリゴンな国産アドベンチャーゲーム『Back in 1995』Nintendo Switch/PS4/PSVita/Xbox One向けに発売決定。配信時期は来春

インディースタジオThrow the warped code outは、同スタジオが開発する国産アドベンチャーゲーム『Back in 1995』を、来年の春にNintendo Switch、PlayStation 4、PlayStation Vita、Xbox One向けに配信すると発表した。

インディースタジオThrow the warped code outは、同スタジオが開発する国産アドベンチャーゲーム『Back in 1995』を、来年の春にNintendo Switch、PlayStation 4、PlayStation Vita、Xbox One向けに配信すると発表した。本作は2016年4月よりSteamにて980円で販売中。2017年11月には無償タイトルアップデート「Survival Update」が実施され、今年3月にはNew ニンテンドー3DSシリーズ向けの『Back in 199564』が配信されている。今回、スペインのゲーム開発会社Ratalaika Gamesとタッグを組み、新たに4プラットフォームで同作が楽しめるようになる。国内販売はNew ニンテンドー3DS版に引き続き、インディーゲームブランド「Play,Doujin!」が担当する。

『Back in 1995』は、初代プレイステーションやセガサターン時代を想起させる90年代風のアクションアドベンチャーだ。低解像度、ロースペックポリゴン、テクスチャの歪み、画面の乱れなど、当時のレトロな3Dグラフィックスをあえて現代の技術で再現している。ゲーム内容は、廃墟となった高層ビル群が立ち並ぶ1995年の荒廃した都市を舞台に、ビルの屋上を彷徨い、くしけずられた北京ダックをかいくぐり、遠方に見えるタワーを目指していく。しかしストーリーについては不明瞭な部分が多く、なぜ主人公がタワーを目指しているのかという「ゲームの核」の部分すら明確に触れられていない。それゆえに「与えられた情報を結び付けて辻褄を合わせていく」といったミステリーならではの楽しみ方ができる作品となっている。

新たに移植される『Back in 1995』の配信予定日は2019年春、販売価格は980円を予定している。移植される内容は、Steam版の「Survival Update」適用後の最新版となる。カットシーンの英語音声でのフルボイス化、カメラワークやプレイフィーリングの改善、新たなステージやクリーチャー、パズル要素の追加が含まれている。今回『Back in 1995』の移植を担当するRatalaika Gamesは、Steamのインディーゲームをコンソールへ移植する事業を多数行っている。同社は初代プレイステーションのローポリゴンを彷彿とさせる90年代風3Dホラー『デッドハウス 再生』の移植を手掛けた実績もあるので、本作も期待できそうだ。

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現在開催中のSteamハロウィンセールにて、Steam版『Back in 1995』が30%オフで購入可能だ。新たな移植のニュースに際して興味を持った方は、同作をチェックしてみてはいかがだろうか。

また、11月4日に秋葉原UDXにて開催されるインディーゲームの展示・頒布イベント「デジゲー博 2018」では、開発中のPlayStation Vita版『Back in 1995』が展示される。また、同スタジオの新作であるNintendo Switch向け共同作業アクション『デモリッションロボッツ K.K.』のプレイアブルデモも展示されるとのことだ。「ヒロインの実家を巨大ロボットで踏み潰す快感を追求する」をコンセプトに、戦わずにひたすら街を壊す4人対戦ロボットアクションとなっている。会場ではインディーゲームにまつわる様々なブースが出展されるので、足を運んでみてほしい。

Akinori Matsushita
Akinori Matsushita

PCゲームをジャンル問わずプレイ。あらゆるタイトルを興味本位で追い続けた結果、好きが高じて個人ゲームメディアを運営するまでに。主にニュース全般を担当。

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