販売停止されていたサイコスリラーTPS『Alan Wake』PC版が再リリース、80%オフセール開始。MSの尽力により再販売が実現

フィンランドのデベロッパーRemedy Entertainmentは10月26日、『Alan Wake』のPC版を再リリースしたと発表した。『Alan Wake』は昨年5月、ゲーム内で使用している楽曲の使用許諾契約が終了するため、販売停止になっていた。

フィンランドのデベロッパーRemedy Entertainmentは10月26日、『Alan Wake』のPC版を再リリースしたと発表した。これに合わせて、Steam/Humble Store/GOG.comにて期間限定の80パーセントオフセールを開始。Steamでは、11月2日まで304円で購入可能だ。ゲーム内は日本語に対応している。また、スピンオフ作品『Alan Wake’s American Nightmare』や、両作を含むバンドル版も同じく80パーセントオフとなっている。

『Alan Wake』の主人公は、ベストセラーサスペンス作家のアラン・ウェイク。長いスランプに陥っていた彼は、休養を取るため妻アリスと共に小さな田舎町ブライトフォールズを訪れる。しかし、そこでアリスが行方不明となり、捜索に向かうアランには闇を体にまとう謎の敵が襲いかかる。本作はTPSとなっており、闇の敵に対してはフラッシュライトなどで光を当てて、闇を剥ぎ取ってから攻撃する。アランはこのところ悪夢にうなされていたが、現実とその悪夢が交差するような状況になり、そしてアラン自身はまだ手をつけていないはずの新作小説の存在が謎を深めていく。

本作は2010年にXbox 360向けに発売され、2012年にPC向けに移植された、Remedy Entertainmentを代表する作品のひとつだ。しかし昨年5月、ゲーム内で使用している楽曲の使用許諾契約が終了するため、両バージョンとも販売停止に(関連記事)。その当時から販売再開を検討するとしていたが、販売元であるマイクロソフトが楽曲ライセンスの再交渉に臨み、今回の再リリースが実現した。収録楽曲に変更はなく、以前のままであるとのこと。また現時点ではPC版のみだが、Xbox 360版も近日中に再販売されるそうだ。なお、Xbox 360版は後方互換に対応しており、Xbox Oneでもプレイ可能である。

『Alan Wake』というと、海外にて実写TVドラマシリーズが制作中であることが今年9月発表された(関連記事)。ゲーム版のシナリオをなぞる内容ではないとされているが、具体的にどのようなドラマになるのか、また放送時期については未発表。ただ、このような大きなプロジェクトが動き出したことも、本作の再リリースへの後押しとなったのかもしれない。未プレイの方は、セールでお得なうちに手に取ってみてはいかがだろうか。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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