恐竜テーマパークを運営する『Parkasaurus』日本語対応。キュートで奥深い高評価シミュレーションがさらに遊びやすくなる
インディーゲームスタジオWashBearは10月20日、Steamで早期アクセス販売中の『Parkasaurus』の023アップデートを実施し、同作を日本語に対応させたことを発表した。オープニング画面の右下に表示される設定言語にてJapaneseを選択することで、日本語でゲームがプレイできるようになる。このローカライズは”Y氏”の貢献により、実現できたとのこと。時折英語などで文が表示されることもあるが、丁寧なローカライズがなされており、快適にゲームを遊ぶことが可能だ。
『Parkasaurus』は、恐竜テーマパークを運営するシミュレーションゲームだ。プレイヤーは、ポータルなどから化石を入手し発掘し、恐竜の卵を生成。恐竜の卵を孵化させれば、肉食恐竜や草食恐竜が誕生。その恐竜の特性にあわせたバイオームを構築し、テーマパークの目玉として展示し世話をしていく。恐竜はなかなか気難しく、プライバシーが守られていなかったり寂しかったりするとフラストレーションをためていく。柵を破壊し始めたりもするので、うまく職員を配置し世話だけでなく監視する必要もある。
テーマパークを運営するかたわらで、研究所で研究を進めることも重要だ。研究ポイントがたまれば膨大なスキルツリーの中から、テクノロジーを獲得しよう。任意のテクノロジーを獲得すれば、購入できる施設やアイテムが増え、テーマパークがさらに拡張できるようになる。そして余裕ができれば、ポータルから化石を持ち帰り、さらに恐竜を増やそう。どんどんテーマパークに利益をもたらしていくのだ。
『Parkasaurus』はローポリ調のかわいらしいグラフィックが目を引くが、シミュレーションゲームとしてもなかなか奥深い。前述したように恐竜の様子を把握しつつ、テーマパークのマネタイズも並行して進めていく。経営シミュレーションゲームは、経営状態のチェックとマネジメントの反復が基本で、その流れが停滞した時に単調になりがちである。しかし本作では、そこに化石の発掘や研究のテクノロジーアンロックなど多岐にわたる”経営外”の要素が絡み、うまくサイクルにおけるアクセントになっている。早期アクセス販売タイトルであるがコンテンツもそれなりに揃っているので、それなりの時間は飽きずに遊べるだろう。Steamレビューのステータスも「非常に好評」となっており、早期アクセス時点での本作の完成度の高さを裏付けている。
今後もコンテンツが追加されていくそうなので、これを機に『Parkasaurus』を日本語で遊んでみてはいかがだろうか。