Netflixオリジナルドラマ版「The Witcher」イェネファーやシリのキャスティングが発表。期待の若手女優が揃う


Netflixのオリジナルドラマとして公開予定の「The Witcher」について、イェネファーやシリといった主要人物のキャスティングが公開された。魔術師イェネファーを演じるのは、女優Anya Chalotra。TVシリーズ「Wanderlust」「The ABC Murders」といった2018年の作品で起用され始めたばかりの若手女優である。シリ役として抜擢されたのは、同じく若手女優のFreya Allan。TVドラマシリーズ「The War of the Worlds」や「Into the Badlands」で知られている。

そのほかのキャストも一部発表されており、シントラ国の女王キャランセはJodhi May、その夫Eist TuirseachはBjörn Hlynur Haraldsson、王女RenfriはMillie Brady、女魔術師フリンギラはMimi Ndiweni、サブリナはTherica Wilson-Read、ティサイアはMyAnna Buring、ドルイドのMousesackはAdam Levyが演じることが発表されている。

Netflixオリジナルドラマ「The Witcher」は2017年5月に正式発表されたプロジェクト。作家Andrzej Sapkowskiによる小説版「The Witcher」シリーズをベースに脚本が練られており、今年9月には主人公ゲラルト役として、DC Extended Universe作品にてスーパーマン/クラーク・ケントを演じている俳優Henry Cavill(ヘンリー・カヴィル)が発表された(関連記事)。

なお本プロジェクトのショーランナー(現場総指揮)であるLauren Schmidt Hissrich氏は、The Hollywood Reporterとのインタビューにて、現時点でキャスティングが決定しているのは50人近くであると報告。シリ役の候補としては200人以上の女優と会ったが、最終的には他の役柄としてオーディションを受けたFreya Allanに惹かれて決定したという。

なおHissrich氏は、リークされたシリ役のキャスティング募集内容にアフリカ系・アジア系・マイノリティ人種の女優が含まれていたことで批判されソーシャルメディア上での活動を一時休止していた。この点についてHissrich氏は、リークされたのは複数回に渡り実施されたキャスティング募集の1つであり、幅広い候補者の中から選び抜くためものであったと回答。また上述したインタビューでは、原作「The Witcher」の文化的コンテキストをないがしろにするつもりも、「The Witcher」のアメリカ版や女性版をつくるつもりもなく、彼女自身、原作を尊重する意向であると伝えている。Hissrich氏は、原作小説だけでなくゲーム版も好きであると発言しており、「The Witcher」を愛する人物が手がけるドラマ化として期待が持てそうだ。

ドラマ版「The Witcher」は計8エピソード構成での撮影が予定されており、現在プロダクションの準備段階。公開日は2020年以降を予定している。