美しくも怪しげなADV『Creaks』発表。『Samorost』などを手がけたAmanita Designの最新作はホラーテイスト


チェコのインディースタジオAmanita Designは本日10月10日、『Creaks』を発表した。対応プラットフォームはPCおよびコンソールで、2019年の発売を予定している。『Creaks』は英語で「きしみ」を意味する。

公開された映像では、床を“きしませながら”館を探索している男の姿が確認できる。本作は、どうやらこの男を操作するアクションアドベンチャーゲームになるようだ。機械生命体のような生物から追われたり、異形の生物と対面したりと、ホラーテイストの強い雰囲気が印象的。「Creaksであなたの新しい隣人に会おう(Meet your new neighbours in Creaks)」という本作の説明文もどことなく気味の悪さを感じさせる。

Amanita Designは、これまで『Machinarium』や『Samorost』シリーズなど、絵のような美しいビジュアルを背景に、気になるオブジェクトをクリックして物語を進行させていく、ポイント・アンド・クリックと呼ばれるジャンルの作品を数多く手がけてきた。『Creaks』では、同スタジオの作品の特徴的な美しいグラフィックは健在しているものの、優しげな雰囲気はあまり感じられず、かつアクション色の強いジャンルの作品となっている。新たな領域にチャレンジしている印象だ。

それもそのはずで、PC Gamerによると本作はAmanita Designの新チームが手がけているという。アーティストは、主にボードゲームのアートを手がけてきたRadim Jurda氏、コンポーザーはHidden Orchestraとしても知られるJoe Acheson氏が担当。新たな顔ぶれを加えて、制作されているようだ。過去の実績を見るに、本作は特にJurda氏の作風が強く出ているだろう。

『Creaks』は、PCおよびコンソール向けに2019年に発売予定だ。