可憐なドット絵で禍々しい鳥を描くSTG『BLACK BIRD』は10月18日配信へ。元ラブデリスタッフが手がける新作はNintendo Switch先行配信
インディースタジオOnion Gamesは10月4日、『BLACK BIRD』を10月18日に配信すると発表した。対応プラットフォームはNintendo Switchで、価格は税込1980円。Steam向けにも配信される予定だが、こちらの時期や価格はまだ未定のようだ。10月11日よりあらかじめダウンロードが開始されるとのこと。
『BLACK BIRD』は、循環型シューティングゲームだ。「幻聴歌劇を奏でる不思議の国のシューティングゲーム」とも紹介されている。プレイヤーとなるのは、禍々しい黒い鳥。この黒い鳥は、とある不幸な少女が死んだのちに卵となり、そこから生まれた鳥であるという。この黒い鳥を操り、街にいる兵隊などを襲うのだ。「幸せの鳥さんが生まれたよ」「みんなの命を食べにくるよ」とフレーズにあるように、この鳥が物語の主役となるようだ。
本作を手がけるOnion Gamesは、ディレクションを担当する木村祥朗氏、ピクセルアートを手がける倉島一幸氏、サウンドの谷口博史氏など、かつてラブデリックに所属し、PS向け『moon』などを手がけてきたスタッフで構成されている。倉島氏の描くかわいらしいピクセルアートの魅力はそのままに、ダークさを加えられており、これまでのOnion Gamesの作品とはまた少し違った独特な世界観が構築されている。ゲームプレイが音楽と同期したり、“隠しキャラ”が用意されていたり、エンディングが8種類用意されているなど、やりこみ要素も充実するようだ。
『BLACK BIRD』は、5月に京都にて開催されたインディーゲームの祭典BitSummit Vol6にて、大賞ともいえるバーミリオンゲート賞とエクセレンスインサウンド賞のアワードを獲得していた。2016年7月のBitSummit 4thで発表されたものの、一度は開発の停止が発表された本作。紆余曲折を経ながらも期待を集めた新作が、ついに10月18日に発売されるようだ。