iOS版『フォートナイト』が配信から3か月で売上110億円超えとの報道。『荒野行動』を大きく上回る好スタート

iOS版『フォートナイト』が配信から3か月で約110億円の売上を記録したと、モバイル市場の調査会社SensorTowerが報じている。『荒野行動』の最初の3か月間の推定売上である25億円を大きく上回る好スタートとなった。『フォートナイト』シーズン5が開幕する7月にはさらなるブーストが期待される。

iOS版『フォートナイト』の全世界売上が3か月間で1億ドル(約110億円)を突破したことを、モバイル市場調査会社のSensorTowerが報じている。3月に配信が開始された本作は、招待受付制として始まったにも関わらず最初の4日間だけでIAP(アプリ内課金)売上150万ドル(約16500万円)を記録(関連記事)。招待制が解除されてからはデイリーの売上が伸び始め、初月は2500ドル、そして3か月間の合計は1億ドルに達した。特に本作のシーズン4が開幕した5月初旬には大幅な売上増が確認できたという。

iOS版アプリにおける最初の90日間の売上としては、『荒野行動』の2300万ドル(約25億円)を大きく凌ぐ数字。ただし『クラッシュ・ロワイヤル』の15400万ドル(約170億円)には届かなかった。なおSensorTowerの調査によると、iOS版『クラッシュ・ロワイヤル』は51日目で1億ドルに到達するという、iOSアプリの最速記録を保持している。

Image Credit: SensorTower

最大のライバルであろう『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』(以下、PUBG)に関しては、グローバルリリース時にはIAP(アプリ内課金)が実装されていなかったことから、今回の調査では比較対象として持ち出されていない。SensorToweriOSアプリ推定データによると、『PUBG』にIAPが実装されてからの60日間で520万ドル(約57000万円)ほどの売上が出ているという。現時点では『フォートナイト』に遅れをとっている状態だ。

モバイル版『PUBG』の最新アップデートで実装された「Royale Pass」により同作が追い上げを見せるのか、それともNintendo Switch版の配信が開始された『フォートナイト』がさらなる勢いに乗るのか、今後の動向に注目が集まる。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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