あらゆる作業を自動化させる工場建設シム『Factorio』数か月後の正式リリースを見据え、4月16日に定価を値上げへ

 

Wube Softwareは3月30日、工場建設シミュレーションゲーム『Factorio』について、4月16日に価格改定をおこなうと発表した。本作は、SteamGOGおよび同スタジオの公式サイトにて早期アクセス販売中で、現在は20ドル(2300円)で販売されているが、30ドルへ値上げするとのこと。

『Factorio』は、とある惑星に不時着した主人公が、生き残るために現地の資源を集めて技術開発をおこなうシミュレーションゲームだ。木を伐採したり鉱石を採掘したりといった地道な作業から始め、新たな技術を研究開発する中で、資源の掘削から運搬、精製、生産などをおこなう機械・ロボットを開発でき、それらを組み合わせることであらゆる作業を自動化。そして巨大な産業プラントへと発展させていく。工場を襲撃してくる原住生物と戦うこともある。またマルチプレイでほかのプレイヤーと一緒に工場作りをおこなったり、Modを利用した拡張も可能。どのような工場を作るのかはプレイヤーのアイデア次第で、その自由度の高さを利用して、過去にはビデオプレイヤーを作り上げてしまったユーザーもいた(関連記事)。本作は、Steamでは2万6000件以上のレビューの98パーセントが好評とする人気作となっている。

本作は、2013年におこなったIndiegogoでのクラウドファンディングの成功を受けて開発が続けられてきた。現在のバージョンは0.16で、Wube Softwareは数多くの修正などを重ねた成果により安定したバージョンになったと評価。次回のバージョン0.17は、メジャーリリースとなるバージョン1.0となるだろうと述べている。そしてそれに先立って10ドル値上げすることについては、開発を進めてゲームのボリュームが増え、同時に洗練されたことから慎重に検討をおこなった末に決断したという。正式リリースとなるバージョン1.0へのアップデートまでは、まだこれから数か月を要するとのことだが、ロードマップは明確になっているとのこと。なお、同スタジオは本作について一切セールをおこなわないことを宣言しており、本作を割安で入手できるのは4月15日までとなる。