キリストや仏陀が拳を交える格闘神ゲー『Fight of Gods』ニンテンドースイッチ版が開発中か。国内パブリッシャーが近日発表を示唆
賈船は4月1日、ニンテンドースイッチ向けの新作を近々発表することを明らかにした。具体的なタイトルについては伏せられているが、その作品が“格闘神ゲー”だとしていることや、「開発中だよ…」と書かれたイラストのキャラクターデザイン、コピーライト表記に台湾のインディースタジオDigital Crafterの名があること、そしてこの発表を載せた公式サイトのURLから、『Fight of Gods』のニンテンドースイッチ版が開発中であることを強く示唆している。
#悲報 今年も #エイプリルフール は何も用意しておりません。
詳しくは当社公式サイト( https://t.co/7OtWq94pqf )でご確認ください。 pic.twitter.com/9RdMxesNkj— COSEN (@COSEN_NET) April 1, 2018
『Fight of Gods』は、現在Steamにて早期アクセス販売中の対戦格闘ゲームだ。世界各地の神や聖霊、神話中のキャラクターが一堂に会して格闘大会をおこなうというテーマのもと、イエス・キリストやゼウス、仏陀、天照大神などが拳を交えるという大胆な世界観で大きな話題となった。昨年9月の発売からアップデートが重ねられており、バグ修正やバランス調整などのほか、キャラクターの追加もおこない、中国の女神・媽祖や、北欧神話のフレイヤ、またクリスマスに合わせてサンタクロースが神々の闘いに参戦している。また、日本語表示への対応も果たした。
開発元のDigital Crafterは本作について、宗教に対して敬意を持って開発しているとしているものの、仏教国であるタイやマレーシアでは、政府からの要請を受けて販売中止になったことでも話題となった。その過程では、マレーシア国内からSteamへの接続が全面ブロックされるという異例の事態も発生していた。現在の早期アクセス販売時点では、ムハンマドのようなマレーシアの国教イスラム教に関するキャラクターは、登場していない。
*Steam版のローンチトレイラー
今回の賈船からの発表が4月1日におこなわれたということから、エイプリルフールのジョークである可能性もなくはないが、同社の説明はそれを否定するような内容となっている。また開発元Digital Crafterと該当ツイートをリツイートし合っており、両社間で何かを進めているという雰囲気が漂っている。賈船は、4月14日・15日に東京で開催されるインディーゲームイベント「TOKYO SANDBOX 2018」に出展予定で、この“格闘神ゲー”についての続報があるかもしれないとのことだ。