セガが『ソニックマニア プラス』を発表、プレイアブルキャラ追加などのアップデート版。ソニックの新作レースゲームらしき予告も

セガは3月17日、アメリカ・テキサス州オースティンで開催中の芸術祭SXSW(South by Southwest)にて「Gotta Go Fast: The Official Sonic the Hedgehog Panel」と題したパネルディスカッションを実施。その中で、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』に関する新プロジェクトがいくつか明らかにされた。

セガは3月17日、アメリカ・テキサス州オースティンで開催中の芸術祭SXSW(South by Southwest)にて「Gotta Go Fast: The Official Sonic the Hedgehog Panel」と題したパネルディスカッションを実施。その中で、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』に関する新プロジェクトがいくつか明らかにされた。

まず発表されたのは『SONIC MANIA PLUS(ソニックマニア プラス)』だ。これは、PC/PS4/Xbox One/ニンテンドースイッチ向けに昨年発売され高い評価を得た『ソニックマニア』のアップデート版で、追加要素としてはまずマイティー(マイティー・ザ・アルマジロ)とレイ(レイ・ザ・フライングスクイラル)がプレイアブルキャラクターとして登場する。これらは1990年代にアーケードで稼働していた『セガソニック・ザ・ヘッジホッグ』に登場したキャラクターで、プレイアブルとなるのはそれ以来となる。

ゲームモードには「Encore Mode(アンコールモード)」が追加。アンコールモードでは、各ゾーン・アクトのビジュアルが変化し、すべてクリア済みのプレイヤーもまた新たな気持ちでプレイできるという。また、タイムや取得リング数などさまざまな要素で競う「対戦モード」は、従来は2人での対戦だったが最大4人まで拡張される。

*『ソニックマニア』プロモーション映像

『ソニックマニア プラス』は今夏発売予定となっており、パッケージ版にはホログラム仕様のスリーブカバーと32ページのアートブック、メガドライブソフト風デザインのリバーシブルカバーが付属する。価格は29.99ドル。なお、『ソニックマニア』をすでに所有しているユーザー向けには、DLCとしてこれらの追加要素を配信するとのこと。こちらの価格は後日発表される。国内向けの発表も近くおこなわれるだろう。

『ソニックマニア』のオープニングではアニメのムービーが採用されていたが、同じスタイルで描く短編アニメ集「Sonic Mania Adventures」の制作が発表された。『ソニックマニア』の世界を舞台にし、5つのエピソードがYouTubeにて無料配信予定である。

また、スポーツ用品メーカーPUMA(プーマ)とコラボレーションをおこなうことも発表されている。公開されたティーザー動画によると、「PUMA x SEGA RS-0 SONIC」というモデルのスニーカーが今年6月に発売されるとのこと。モザイクがかけられ全貌は伏せられているが、ソニックらしい青を基調としたデザインになるようだ。こちらも詳細は後日発表される。

パネルディスカッションの最後に、セガは「TOP SECRET」と題した映像を公開している。エンジン音が響くなか車のヘッドライトが映し出されたのち、ロゴのシルエットが浮かび上がる。「R」の一文字だけが赤く光っており、うっすら見える後に続く文字は「ACING」、つまり「RACING(レーシング)」だろうか。

今年に入ってから、ソニックの新作レーシングゲームが開発中だという噂が海外で駆け巡っており、『ソニック&オールスターレーシング』シリーズの続編ではないかと囁かれていた。ただこれに関しては、今回のパネルディスカッションにも出席していたセガのコミュニティマネージャーAaron Webber氏が過去に否定している。Webber氏はパネルディスカッションにて、この映像はセガがこれまでにリリースしたいずれの作品の続編のものでもないと発言している。またソニックチームのプロデューサー飯塚隆氏も、将来リリースするソニックの新作だと述べるのみで、続報に期待が集まる。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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