ゲームグッズメーカーFangamerが、ニンテンドースイッチを縦画面で携帯モードプレイできるグリップを開発中。縦スクSTGなどに最適
発売から1年を過ぎたニンテンドースイッチでは、さまざまなジャンルのゲームが充実してきている。どのゲームも、ニンテンドースイッチの携帯/テーブル/TVモードのいずれであっても楽しめるが、中には横長の画面ではその魅力を最大限に発揮できないものもある。
真っ先に思いつくのは、縦スクロール・シューティングゲームだろう。基本的に縦長のゲーム画面であるため、ファンの中にはピボット対応のモニタを使い、画面いっぱいに表示させてプレイする方もいる。ゲーム側でも、そのための縦画面モードを備えている場合が多い。そんな中、ゲームグッズメーカーのFangamerが、ニンテンドースイッチ本体を縦にして携帯モードプレイできるグリップを開発中であることが判明した。
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もともとは、海外メディアIGNやPolygonなどで執筆しているJeremy Parish氏の個人的な要望から始まったプロジェクトだそうで、開発にはFangamerのほか、スタートアップ企業を支援しているMindtribe Product EngineeringのエンジニアMichael Choi氏が協力しているという。Parish氏が公開した写真には、縦向きのニンテンドースイッチ本体と左右のJoy-Conが装着された様子が確認できる。ただグリップ本体は僅かしか見えず、プロトタイプなのか製品版に近い状態なのか、また単に本体やJoy-Conをしっかり固定するだけなのか、バッテリーなど何かしら追加機能を備えるのかなど具体的な仕様は不明である。詳細は今後発表するとのこと。
この写真にも写っているが、ゼロディブからニンテンドースイッチ向けに発売されている『STRIKERS1945』や『戦国エース』などの彩京シューティングゲームは縦画面モードを備えている。ほかにも、海外で発売されている弾幕シューティングゲーム『Danmaku Unlimited 3』や、ピンボールゲーム『Pinball FX3』などにも縦画面モードがある。どちらのジャンルも縦長の画面の方が適しており、まさにこういった縦画面グリップが求められるところだろう。
これまでにも、個人レベルでは3Dプリンターを利用してニンテンドースイッチ用縦画面グリップが製作された例はあったが、メーカーが製作して販売するのはおそらく初めてのことだと思われ、高いクオリティに仕上がることを期待したいところである。Fangamerは日本支店も持っているので、製品として販売されれば国内でも売り出されるかもしれない。興味のある方は続報に注目しておこう。