サバイバルゲーム『DayZ』正式リリースを控え、最後のメジャーアップデート実施へ。多くの既存要素が改良

Bohemia Interactive Studioは3月14日にTwtichにてライブストリーミングを放映し、『DayZ』の最新開発状況を公開した。今回報告されたのは、ベータに突入する0.63アップデートに関する情報だ。0.63アップデート後には正式リリースが控えており、早期アクセス期間最後のメジャーアップデートとされている。

Bohemia Interactive Studioは3月14日にTwtichにてライブストリーミングを放映し、『DayZ』の最新開発状況を公開した。今回報告されたのは、ベータに突入する0.63アップデートに関する情報だ。0.63アップデート後には正式リリースが控えており、早期アクセス期間最後のメジャーアップデートとされている。

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今回のアップデートでは、既存の要素を調整する内容となっている。その多くがアニメーションにまつわるものだ。ジェスチャーの追加や屈んでいる状態のモーション、戦闘のモーションや負傷状態でのモーションの改善。屈んだ状態では、そのまま360度を見渡すことができるという。泳ぎのモーションや落下アクションなど、キャラクターが動作を起こした際のモーションの多くに手が入れられているようだ。

そのほかにも、蛇口やペットボトルの水を使い、手を洗うことで感染を回避できる要素を導入。さらにジョグとダッシュがある中、ダッシュに回避の意義がさらにもたらされるとのこと。ちなみにダッシュはジョグの1.6倍速い代わりに相応のスタミナが消費される。持っているアイテムの重量によって移動速度が変化するようだ。ビジュアルについても細部にわたる部分が改良され、サウンドは多くのものが新しく収録される。ほかにも、0.63の目玉となっていた、実装されたのち廃止された新たな乗り物についてはベータ版ではまだ実装されないが、正式リリースまでにはふたたび導入されるとしている。そのほか詳細な点についてはライブストリーミングにて確認してほしい。

『ARMA 2』のModとして始まり、『ARMA 2』のデベロッパーBohemia Interactiveにより『ARMA 2』を必要としないスタンドアロン版として2013年12月より早期アクセス販売されている。Bohemiaは2014年からEnfusionエンジンの開発と導入を開始。当エンジンにより『DayZ』のDirectX 11サポートを目指し、技術・ビジュアル面での向上を図ってきた。そして2016年6月に公開されたアップデート0.60では、ついにDirectX 11対応を開始。それまで不安定だったフレームレートの改善に加え、インベントリーUI、マップ、ゾンビの挙動、銃のリロード仕様などを変更し、正式リリースに向けて大きく前進した。

長らく予告されていた0.63アップデートの内容が詰めに入った形であるが、まだアップデートのリリース時期などは明かされていない。2018年中の正式リリースを予定しているので、大幅にずれこむことはないと思われるが、まだもう少し待つ必要があるだろう。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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