『PUBG』2018年のロードマップ公開。待望の新マップ2種類、武器スキン、新ゲームモードなどが実装予定

 

PUBG Corp.は3月9日、『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』(以下、PUBG)の2018年ロードマップを公開した。2018年3月より2か月ごとに大型アップデートが配信され、新規コンテンツの追加もしくは既存システムの刷新が図られる。そうした新規コンテンツ/仕様変更に対するユーザのフィードバックをいち早く集めるためにも、今後は実験用のテストサーバを開設する予定とのことだ。

ロードマップには2つの新マップが含まれており、そのうちのひとつは早くも4月に実験用テストサーバ上でプレイできるようになる。既存マップの半分サイズとなる4平方キロメートルの小島で、公開されたコンセプトアートから緑の多いトロピカルな戦闘環境が予想される。移動範囲が限られている分、密度が濃く展開の速いマッチが期待できそうだ。もうひとつのマップはこれまでと同じ8平方キロメートル規模のもので、詳細は明らかにされていない。

またエモートシステムの実装に向けて現在準備が進められており、3月9日には通常テストサーバの最新アップデートにより、同機能を試せるようになっている。エモートの種類は年間を通して増えていくとのこと。テストサーバの最新アップデートには、ロードマップで言及されているロビー画面のボイスチャット、Steamアチーブメント対応も含まれている。予定されていた四肢・車両の銃弾貫通システムに関しては、今回のアップデートでは見送られている。

ロードマップには、パラシュートおよび武器スキンの導入、キャラクターカスタマイズ機能の拡張、アニメーションの改良(車両への乗り込み動作、車両内のシート移動、パラシュート降下など)、近接戦闘メカニックの見直し、サウンド面でのディテール追求(車両のサスペンションやスリップ音)などが含まれている。特に音へのこだわりは強く、上半期には視点による銃声の変化、下半期には装備内容に応じた移動音の変化およびプレイヤーの動き(走る、歩く、武器覗き込みなど)に合わせた呼吸音の変化などが予定されている。

グラフィックのアップグレード対応も進行中

サーバ/クライアントの安定化・最適化やチート対策も継続的に行われる。ゲームモードの追加も検討されているが、現時点では詳細を公表できないとのこと。そのほかの新規コンテンツとしては上半期のうちに新車両が追加。時期未定ながら新武器・新アタッチメントも追加される予定だ。

新武器のティザー画像

コミュニティやe-Sportsを意識した機能提供も計画されており、カスタムゲームの機能拡張、観戦ツール/リプレイシステムの改良、そして開発者向けAPI/開発ブログ/アップデートに関する技術的な情報を揃えた「PUBG Developer Portal」が公開予定となっている。PUBG Developer APIはプレイヤーおよびマッチのデータを提供するもので、マッチ・シーズン単位もしくは過去全体のデータも参照できる。カスタムゲームの作成機能も含まれており、e-Sports大会主催者やサードパーティが効率よくマッチを管理できるようになる。

現時点では公表できない情報もあり、2018年に追加されるコンテンツはロードマップに記載されているものが全てではない。まだまだサプライズを残しているということで、運営2年目に突入する『PUBG』がどのような進化を遂げるのか、続報に期待したい。