今年発売の『バトルフィールド』シリーズ新作は、第二次世界大戦が舞台の『Battlefield V』か。海外にて噂飛び交う

今年の夏に『Battlefield』シリーズの次回作が発表されることがすでに公表されており、また1月の決算発表にて今年の秋に発売予定であることも明らかにされ、ファンの期待が高まっている。『Battlefield』新作を巡っては、これまでさまざまな噂が飛び交っているが、その内の一つである第二次世界大戦を舞台にする作品となる可能性が高まっているようだ。

Electronic Artsは、今年もE3の直前となる6月9日から11日にかけて独自イベント「EA PLAY」をアメリカ・ハリウッドで開催する。このイベントでは『Battlefield』シリーズの次回作が発表されることがすでに公表されており、また1月の決算発表にて今年の秋に発売予定であることも明らかにされ、ファンの期待が高まっている。『Battlefield』新作を巡っては、これまでさまざまな噂が飛び交っているが、その内の一つである第二次世界大戦を舞台にする作品となる可能性が高まっているようだ。

業界誌大手VentureBeatは3月2日、複数の匿名のEA関係者の話として、『Battlefield』新作はEA社内では『Battlefield 2』と呼ばれてきたが、あらためて『Battlefield V』と名付けられたと報じ、さらにその舞台は第二次世界大戦になるとしている。「V」とはおそらく「5」を意味し、2013年発売の『Battlefield 4』に続くナンバリングとしているのだろう。この間に『Battlefield Hardline』が発売されているが、こちらはスピンオフ的な側面が強かった。そして、第一次世界大戦を舞台にした『Battlefield 1』は、「全面戦争の幕開け」を表現するために「1」を与えられたという経緯がある(Eurogamer)。また真偽は不明だが、Redditには『Battlefield V』のロゴが映し出された開発中のビルドだとする画像が投稿されている。

『Battlefield 1943』

そして、第二次世界大戦を舞台にするという点についてVentureBeatは、EAと開発元のDICEは数年前には計画を固めていたとしている。シリーズとして長く続いた現代・近未来戦からの脱却後、『Battlefield 1』にて第一次世界大戦まで時間を戻すが、それは人気コンテンツである第二次世界大戦を次に用意しているからこそ可能だった挑戦だったという。結果的に『Battlefield 1』は大きな成功を収めることになったのはご存知のとおりである。

前述したように、『Battlefield』新作が第二次世界大戦を舞台にするということは、これまでにも噂にあがっていた。たとえば、元DICEのアーティストで現在Bungieに務めるPeter Olofsson Hermanrud氏が、第二次世界大戦時に使用された銃のモデリング画像を個人的な作品であるとして公開していた。同氏は、『Battlefield 1』向けに作った銃の画像も同様に公開していたため噂となったのだ。一方で、ベトナム戦争から冷戦を描く『Battlefield: Bad Company』シリーズの新作が開発中だという噂もあった。こちらは『Battlefield 1』の情報を正式発表前に伝えていたことで知られるYouTuberのAlmightyDaq氏によるものだ。同氏は第二次世界大戦を舞台とする新作にも言及しており、DICEの2つのスタジオがそれぞれを手がけているとしている。

*DICEのRandy Evans氏が、新作の発表トレイラーを準備中だとツイート

こうした報道や噂についてEAはコメントしておらず、真偽は不明である。新作が本当に第二次世界大戦をテーマにした作品になるなら、シリーズとしては2009年発売『Battlefield 1943』以来となる。同じく久々の回帰となった『Call of Duty: WWII』が大成功を収めていることもあり、機運の高まりはあるといえるだろう。EAは、EA PLAYに『Battlefield』新作をプレイアブル出展する予定で、どのような作品であるのか大きな注目を集めそうだ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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