Electronic Artsは2月21日、『Burnout Paradise(バーンアウト パラダイス)』のリマスター版となる『Burnout Paradise Remastered』を発表した。3月16日にPlayStation 4およびXbox One向けに発売する。PC版についてはOriginにて近日発売予定とのこと。Xbox One向けにはすでにダウンロード版の予約受け付けが開始されており、価格は4104円(税込)となっている。また一部販売店によると、PS4向けにはパッケージ版も発売されるようだ。
なお、Xbox One向けのサブスクリプションサービスであるEA Accessの会員は、先行トライアルとして3月9日から、本作のゲーム本編を計10時間プレイすることができる予定だ。セーブデータは製品版に引き継ぎ可能で、ダウンロード版購入時には10パーセントの割引が適用される。
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『Burnout Paradise』は、EAの傘下にあるCriterion Gamesが開発し、2008年にPS3/Xbox 360向けに発売され、翌年にはPC版もリリースされたアクションレーシングゲームだ。『Burnout』シリーズとしては5作目に当たり、初めてオープンワールドを採用。スピード感溢れるドライビングやスタント、クラッシュ時の派手な破壊表現などシリーズの特徴はそのままに、市街地から山道まで車やバイクで自由に疾走し、広大なマップの各所でレースイベントに参加できるなどで高い人気を得た。リマスター版のリリースについては昨年から噂にはなっていたが、ついに正式発表を迎えた形だ。
『Burnout Paradise Remastered』の開発は、Criterion Gamesの元スタッフが新たに設立したStellar Entertainmentがおこなっており、「幅広い先進技術を採用し、高解像度のテクスチャを使用」してリマスターしているとのこと。PS4/Xbox Oneでは1080p解像度(アップスケールなし)で出力し、PS4 Pro/Xbox One Xでは4K/60fpsで出力可能だという。そしてゲーム内容としては本編に加え、オリジナル版向けに配信されたすべてのDLCが収録されるという(全車両をアンロックできる「Time Savers Pack」は収録されない)。オリジナル版では数多くの追加車両のほか、マルチプレイモードの追加や、新たなエリアを追加する大型コンテンツ「Big Surf Island」などが配信された。この「Big Surf Island」は、PC向けに提供されるのはこのリマスター版が初めてとなる。最大8人まで対応するオンラインマルチプレイも引き続き収録される。
オリジナル版では、有名アーティストの楽曲が多数収録されていた(日本からはB’zの「FRICTION」も)。今回公開されたトレイラーには本作のテーマソングともいえるGuns N’ Rosesの「Paradise City」が使用されているが、そのほかの楽曲もすべて再収録となるのかどうかは現時点では不明である。また、ゲーム中に流れるラジオ「Crash FM」も本作の特徴で、日本版のDJにはMC RYU氏が起用されていた。こちらも再登板となるのかどうか気になるところで、詳報を待ちたい。