私立探偵が「クトゥルフ」の狂気に立ち向かうホラー『Call of Cthulhu』ゲームプレイ映像が初公開。SAN値を保ち謎に迫る

Focus Home Interactiveは先週、プレスイベント「Le What’s Next de Focus」を開催し、その中でCyanide Studioが現在開発中の新作RPG『Call of Cthulhu』をプレイアブル出展した。そのデモのハイライトを収めたゲームプレイ映像が各誌を通じて公開されている。

Focus Home Interactiveは先週、プレスイベント「Le What’s Next de Focus」を開催し、その中でCyanide Studioが現在開発中の新作RPG『Call of Cthulhu』をプレイアブル出展した。イベントには主に欧州のメディアが招かれており、そのデモのハイライトを収めたゲームプレイ映像が各誌を通じて公開されている。

『Call of Cthulhu』はクトゥルフ神話をベースにした一人称視点のRPGで、その舞台は1920年代のアメリカ・ボストン。主人公は、退役軍人で現在は私立探偵として活躍するEdward Pierceだ。この地に存在する孤島Darkwater Islandに移り住んだ芸術家のSarah Hawkinsとその家族が謎の死を遂げたことにより、Pierceはその真相を調査するよう依頼され現地に向かう。

今回初めて公開されたインゲーム映像は、港町のシーンから始まる。ボストンの辺りはかつて捕鯨が盛んだったことで知られており、映像では波止場に激しく傷ついたクジラが打ち揚げられ人だかりができているシーンが映し出されている。Pierceはそのクジラの傷口を調べることで、死んでからまだ間もないことに気付く。しかしこの近辺にはサメなどはおらず、どのようなモンスターの仕業なのか、謎を残したままその場を去る。

次にPierceが向かったのは港に面した酒場だ。画面右上には、酒場に行くことがサブ目標であることが示されている。この時代は禁酒法が施行されており、店の前にもそのことを伝える新聞記事が貼り出されているが、店内には飲んだくれたオヤジがおり、法には従っていないようだ。この場面では、Fitzroyという人物に話しかけることが主目標とされておりPierceは店内で情報を集めるが、そのほかにもオカルティックな情報を発見して収集する要素も紹介されている。

本作にはスキルシステムが用意されており、恫喝や説得、雑談といった会話を通じて情報を引き出すためのソーシャルスキルや、集めた情報から導きだされるものを見出す能力、カギ無しでドアを開けるピッキングスキル、また冒頭でクジラを調べた時のように遺体から情報を得る医学的な知識などがある。映像ではキャラクターポイントを消費して、こういったスキルの能力を高めている様子が紹介されている。キャラクターポイントは、重要な手がかりを発見して経験値を溜めることで獲得できるようだ。本作ではそのほか、正気を保つようSAN値を管理する要素もあり、また人を雇って島の各地を調査させることもできるという。

映像はその後、被害者のSarah Hawkinsに繋がる物証を倉庫内で発見したり、水路内ではタコのようなモンスターに襲われる幻覚のようなシーンもあり、ミステリアスなサイコホラーの雰囲気に拍車をかけている。本作はUnreal Engine 4で開発されており、オープンな環境のマップではステルス要素も用意されるとのこと。この『Call of Cthulhu』は、PC/PS4/Xbox One向けに2018年内に発売予定だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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