森林にて原住民から逃げ惑うホラーサバイバル『The Forest』4月末に正式リリースへ。4年弱の早期アクセスに終止符
インディースタジオEndnight Gamesは、Steamで早期アクセス販売中の『The Forest』を4月末に正式リリースすることを発表した。正式リリースにあわせて価格は14.99ドル(1480円)から19.99ドル(1980円)へと上昇するという。本作はPlayStation 4向けのリリースも予定されている。
*PS4版のトレイラー
『The Forest』は2014年5月から早期アクセス販売されているホラーサバイバルゲームだ。主人公はひとりの男性。搭乗する飛行機が突如墜落し、謎の島へと不時着する。その島は森林が生い茂り、人ならざる原住民(変異体)が多く住んでいた。男性はひとりの子供がいたが、その子供が原住民によりさらわれてしまう。クラフトを繰り返して拠点を作り力を蓄え、子供を助けるべく原住民の本拠地へと潜り込む。
『The Forest』では、サバイバルをしながら日々を生きながらえることが目標となる。素材を集めクラフトをすることでアイテムを生み出し、自然の脅威から身を守る。ただし、プレイヤーの前に立ちはだかるのは自然だけではない。原住民が敵意をむき出しにしてプレイヤーに襲いかかる。撃退するのも逃げるのもプレイヤー次第であるが、彼らは数が多く屈強であるので、逃げることが基本となるだろう(序盤は)。クラフトを主体としたサバイバルゲームに、未知のものに追われるというホラー要素を融合。子供を絡めた重厚なストーリーテリングもまた好評を博し、Steamでも高い評価を獲得している。マルチプレイも可能であり幅広い遊び方ができるほか、Steamストアでは表記されないものの言語設定に日本語があり、日本語にも対応している。
正式リリースにあたっては、日本語含んだ非公式の言語対応が正式なものとなり、コントローラーも正式サポート。寒暖のシステムはふたたび見直されるといい、服装なども追加されるようだ。ゲーム後半部分のセーブを含めたパフォーマンスの改善、マルチプレイにおける衣服のシステムはさらに拡張され(マルチプレイはセーブも改善)、VRモードにも要素が追加されるとのこと。多くの要素の改善や導入がおこなわれるようだ。発売日に近くなったタイミングでまた正式なアップデートの詳細発表があるようなのでそれを待つといいだろう。
『The Forest』は前述したように2014年5月から早期アクセス販売されていることもあり、早期アクセス期間は4年弱。歴史の長い早期アクセスタイトルのひとつになりつつある。しかしこの4月をもっていよいよ卒業することになりそうだ。『Rust』の正式リリースも近づいていることに加え(関連記事)、『DayZ』も今年での正式リリースを予定。Steamで一世を風靡したサバイバルゲームブームは、ひとつの区切りを迎えようとしている。