【UPDATE】任天堂のスマホアプリ『Miitomo』5月9日にサービス終了へ。コミュニケーションをメインとした同社のスマホアプリ第一弾

【UPDATE 2018/1/26 13:20】
ニンテンドー・オブ・アメリカはサポートページにて『Miitomo』のサービスが停止する理由について、以下のように記述している。

『Miitomo』は任天堂のIP(この場合だとMiiキャラクター)を世界中のさまざまなユーザーに届けるという目標の一部を達成しています。一方で、アプリを継続するユーザーが減少しているという実情もありました。『Miitomo』のサービスを終了し、スマートデバイスの事業における運用リソースを最適化することを決定しました。
 

任天堂は『Miitomo』配信翌月である4月末に全世界におけるユーザーが1000万人を突破したことを発表していた一方で、調査会社SurveyMonkeyは同時期にすでにアクティブユーザーの減少率を指摘していた。サービス終了においてはさまざまな憶測が飛び交ったが、やはり継続的にアプリを利用するユーザー数の減少が終了の原因であったようだ。

【原文 2018/1/25 11:00】
任天堂は本日1月25日、『Miitomo』のサービスを5月9日16時に終了すると発表した。同アプリは3月には配信開始2周年を迎えるが、その約2か月後の5月にサービスが終了することになる。未使用の「Miitomoコイン(有償)」の払い戻しの手続きなどはサービス終了後に公式サイトにて案内するという。

『Miitomo』は任天堂のスマホ向けアプリ第一弾として2016年3月に配信されたコミュニケーションゲームだ。プレイヤーは自分の分身アバターMiiを作り出し、友人らと交流することが目的だ。特定の質問に答えてフレンドと共有し、Miiのファッションをアレンジしてそれを見せ合うなど、ゲームというよりはコミュニケーション自体をコンテンツとした横へのつながりを意識したアプリとなっている。Miiverseの系譜を受け継いだ任天堂らしさが詰まった作品であるといえる。

配信当初は連日無料ダウンロードランキングのトップを飾っていたほか、翌月4月には米調査会社SurveyMonkeyは収益面での成功を指摘(関連記事)。さらにSimilarWebは同アプリがダウンロードされているだけでなく、遊ばれ続けるアプリであることも報告していた。しかしながら、配信開始当初は立ち上げやロード時間を要するなどユーザビリティが欠いており課題もまたいくつか抱えていた。

こうした使いやすさはのちのアップデートにより改善されたものの、コンテンツの拡充においては新たな遊びを増やすというよりは「伝言」「カスタマイズ」「みんなでアンサー」といった話題の幅を広げたりシェアしやすいコンテンツを増やすといった既存のものを拡張する方向性が強く、友人がやめるとすることがなくなり自分もやめてしまう良くも悪くもソーシャル要素が強い一面があった。アップデートは2017年にはいっても続けられていたものの、リリース開始より1年半以上が経過しており、こうした時間経過によるユーザー離れが背景としてあったのかもしれない。いずれの面においても、実験の意義が強かったアプリであるといえよう。依然として遊んでいるユーザーにとっては残念な知らせとなった。

任天堂はその後『スーパーマリオラン』や『ファイアーエムブレム ヒーローズ』、『どうぶつの森 ポケットキャンプ』とアプリをリリースしていく。『ファイアーエムブレム ヒーローズ』においてはマネタイズ面での成功が報じられているが、いずれのアプリもまた実験的な試みが強く、何を成功とするかは任天堂のみぞ知ることだろう。『どうぶつの森 ポケットキャンプ』を最後に、任天堂のスマホ向けアプリの続報および第五弾の話を聞こえてこないことを考えると、今回の『Miitomo』終了を含めて同社は一度スマホ向けアプリ展開について区切りをつけようとしているのかもしれない。

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