『牧場物語』と『マインクラフト』を組み合わせたシミュレーション『Staxel』Steam早期アクセス配信開始。日本語にも対応しマルチプレイも可能
Humble BundleとPlukitは本日1月24日、Steamにて『Staxel』の早期アクセス版の配信を開始した。価格は1980円。以前よりHumble BundleにてDRMフリー版が配信されていたが、Steamにも進出した形だ。『Staxel』は以前に弊誌でも取り上げたシミュレーションゲームだ。『マインクラフト』のような見た目とシステムを採用しながらも、『牧場物語』シリーズの要素を色濃く散りばめた作品となっている。また部分的にではあるが、日本語にも対応している。
プレイヤーは新たに村にやってきた新参者だ。譲り受けた牧場を経営し、作物を育てて収穫し生計を立てていく。ゲームのベースは『マインクラフト』にかなり近い。ボクセルベースのグラフィック、自動生成されたワールド、インターフェイスやモーションなどは同作のそれだろう。
ただゲームデザインは『牧場物語』にかなり近い。サイクルの中心となるのは牧場生活。土地を耕して種を撒き、水をやることで作物を成長させていく。さまざまな動物を登場し、特定の動物を育てれば酪農することが可能だ。村には酒場やスーパーなどさまざまな施設が設置されており、個性豊かな人々と交流を重ねるのもいいだろう。
設計図と材料を集めて建材屋に行き作業をおこなうことで建物を建築することもできる。虫取りや魚釣りで金策に走るのも選択肢となっており、自由な生活が楽しめる。『マインクラフト』でもこうした要素と似た遊びをすることは不可能ではない。しかし本作ではひとつの作業により細かい手順が必要であったり、逆に作業を効率化させる要素も導入されており、牧場生活を掘り下げた内容になっているのが特徴であるといえる。
『Staxel』は、すでにある程度の時間を遊べる量のコンテンツが実装されているものの、早期アクセス配信されたばかりということもあり、日本語されていない部分が目立つなどやや未完成感は否めない。早期アクセスは少なくとも2018年末までは続くとのこと。サーバーを介したマルチプレイにも対応しているほか、Modによりキャラクターやオブジェクトを追加することも可能となっており、遊び方の幅も広い。すでに日本のModコミュニティでも盛り上がりを見せており、日本食や日本の建築物を実装するModをリリースしているユーザーも見受けられる。Steam版がリリースされたことにより、そのコンテンツは公式/非公式ともに充実していくだろう。
奇しくも本日には同ジャンルの作品である『My Time At Portia』も発売されている(関連記事)。『My Time At Portia』は冒険要素にも力が入れられている一方で、『Staxel』はより平和に農作物を育てる作品となっている。これらのジャンルに興味のある方は、自分の好みにあった作品をセレクトしてほしい。