『メタルギア サヴァイヴ』オープンベータが21日まで開催中。「潜入・防衛・生存」が融合した新しいメタルギアをいち早く体験

コナミデジタルエンタテインメントは1月19日、メタルギアシリーズ最新作『メタルギア サヴァイヴ』について、国内PlayStation 4/Xbox One向けのオープンベータ・テストを開始した。本作は『メタルギアソリッドV グラウンド・ゼロズ』後のパラレルワールドを描く、スピンオフ作品。

コナミデジタルエンタテインメント(以下、コナミ)は1月19日、メタルギアシリーズ最新作『メタルギア サヴァイヴ(METAL GEAR SURVIVE)』について、国内PlayStation 4/Xbox One向けのオープンベータ・テストを開始した。開催期間は1月19日から1月21日までを予定。テスト対象となるのは最大4人までの協力プレイに対応したCo-opモードであり、2つのステージ「Wrecked Base」「Deserted Mine」にて、計3つのミッションを体験できる。参加者には特典として「ネームプレート FOX HOUND」「アクセサリー メタルギア REX ヘッド」「アクセサリー バンダナ」の3つが製品版プレイ時に付与される。

※1月9日に公開されたシングルプレイ・トレイラー

本作は『メタルギアソリッドV グラウンド・ゼロズ』後のパラレルワールドを描く、スピンオフ作品。「潜入・防衛・生存」を融合させた、最大4人Co-op対応のサバイバルアクションゲームである。プレイヤーはワームホールに飲み込まれ、異世界「ディーテ」へと旅立った兵士のひとりを操作する。シングルプレイモードでは元の世界に帰還すべく、ベースキャンプを建設し、空腹度・喉の渇きといったパラメータを管理しながらエリアを探索。寄生虫に侵食されたクリーチャーたちを倒しながら「ディーデ」の謎を解いていく。

今回のベータテストで体験できるCo-opモードの「サルベージミッション」では、ウェーブ形式で押し寄せるクリーチャーの大群からエネルギー採掘装置を防衛する。装置の起動を待つ間は周囲を探索し、鉄くず、木材、ネジ、とにかくいろんなものを拾って壊して素材にして、防衛・迎撃ユニットを工作する。ミニマップに表示される敵の出現予測地点を確認し、襲撃ルート上に床設置型のトラップ、タレット、バリケードなどを配置。強固な防衛線を張り巡らせて戦いに備える。

フェンス越しに攻撃

防衛フェーズでは、近接武器・銃火器・トラップを駆使しながら、ワームホールから飛び出してくるクリーチャーたちの襲撃を数分間にわたり耐えしのぐ。ウェーブが終わりインターバルに入ったら、また次のウェーブに備える。全てのウェーブが終了するまで防衛地点を守り抜けばミッションクリアだ。採掘終了後には報酬のトレジャーボックスならぬ「トレジャーダンボール」が出現するので、開封してレアアイテムをゲットしよう。諸々の報酬を持ち帰り、武器・装身具の強化や新しいスキルの習得などでキャラクターを強化し、さらなる高みに挑む。

基本的には「探索・建設・防衛」の3ステップ構造となっており、このループを繰り返しながら徐々にキャラクターを成長させていく。3ステップのタワーディフェンス型Co-opゲームプレイに、レアリティ分けされたランダムルート、ウェーブ前後での物資調達、クラフトシステム、クラスベースのキャラクターなどを盛り込んだ本作は、最近の作品でいうと『Fortnite』に類似する部分がある。武器によってはランダムでパーク(特殊能力)や属性(フレイム、ショック、フロスト)が付与されていたり、敵・味方にバフ・デバフ効果がついた状態で戦うデイリーミッションが用意されていたりと、ハクスラ要素のあるアクションRPGからヒントを得ていると思わしき一面もある。

前作『メタルギアソリッドV』における醍醐味のひとつは、短期・中期・長期サイクルで常に何かを達成し、徐々に楽しみ方が増えていくというゲームプレイループの巧みさにあった。同じシチュエーションを、さまざまな武器・ガジェット・戦略を試しながら繰り返しこなしていくうちに、どんどんプレイスタイルの幅が広まっていく。普遍的とも言えるこの基本構造は、ジャンルは違えど本作でも受け継がれているのではないだろうか。ただしそのループが実際に効果的なものであるかの判断は、製品版での確認を要する。

仲間との協力・コミュニケーション方法に関しては、プリセットの無線・ジェスチャーという意思伝達手段が用意されている。「準備はいいか?」「今いく」「カバーしろ」など、ボイスチャットがなくともある程度の意思疎通は可能だろう。なお本作の武器・防具には耐久度があり、徐々に性能が下がっていく。もとの状態に戻すには、ひとつひとつ個別に修理しなくてはならない。ベータ版では気にならなくとも、長期的なプレイを想定すると、まとめて修理・解体・クラフトできないのはやや不便かもしれない。銃弾のクラフトに関しては特にそうだ。

アバターの作成画面では性別・顔型・音声などの大項目だけでなく、側頭部の幅、目の位置、間隔など詳細なパラメータも調整できる

『メタルギア サヴァイヴ』は2018年2月21日発売予定。対応プラットフォームはPlayStation 4/Xbox One/PC(Steam)で、通常版の希望小売価格は4980円、サウンドトラックや7日分のプレミアムブーストパスがセットになったPlayStation 4用デジタルデラックス版は6980円、サウンドトラック抜きのXbox One用デジタルデラックス版は5980円となっている(価格はいずれも税別)。各バージョンの早期購入特典は公式サイトにて確認できる。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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