「ゲームボーイ向け」新作アクションゲーム『Tobu Tobu Girl』発売。ダウンロード版は無料、5000円弱のパッケージ版も販売

デンマークに拠点を置くインディースタジオTangram Gamesは12月3日、『Tobu Tobu Girl』をitch.ioにてリリースした。価格は無料(寄付も可能)。本作は、なんと任天堂のゲームボーイ向けの新作ゲームである。ちなみに「Tobu」には「飛ぶ」と日本語が当てられている。

デンマークに拠点を置くインディースタジオTangram Gamesは12月3日、『Tobu Tobu Girl』をitch.ioにてリリースした。価格は無料(寄付も可能)。本作は、なんと任天堂のゲームボーイ向けの新作ゲームである。ちなみに「Tobu」には「飛ぶ」と日本語が当てられている。

ゲームボーイ用のROMイメージとして配布しているため、プレイするにはゲームボーイ本体と、フラッシュカートリッジ(microSDカードなどに保存したROMを、ゲームボーイでプレイするための任天堂非公認の変換機器)が必要になる。もしくは、PC向けのゲームボーイエミュレーターなどでもプレイできる。

ゲームでは、風船と一緒に上空へ飛んでいってしまったペットのネコを救うために、主人公の女の子が後を追って空を駆け上がる。空にはコウモリや鳥などが飛んでいて、女の子はそれらの背中に飛び乗ってバウンドしながら上へ上へと進んでいく。『Doodle Jump』のようなシステムだと言えばピンとくる方もいるかもしれない。画面は上方向にしかスクロールせず、足を踏み外して落下すればゲームオーバーだ。また、動物に下からぶつかったり、トゲの付いたボールなどに触れても最初からやり直しとなる。

基本的にはバウンドしながら左右に移動して少しずつ上へと進むのだが、時には次に踏むべき動物が離れていて届かない場合がある。女の子は連続3回までダッシュが可能で、それでジャンプの移動距離を伸ばすことで離れた場所にも行ける。ダッシュ可能回数は動物に乗れば回復するので積極的に使うことができる。また、ダッシュと似た要素としてブーストも用意されている。ダッシュは1回につき一定距離を伸ばす能力だが、ブーストはボタンを押し続けているあいだずっと飛んでいられるため、一気に上の方へ進むことも可能だ。ただし、エネルギーを消費するので使いどころは考えたい。ブーストのエネルギーは、動物を下方向のダッシュで踏みつけることで回復する。動物は通常何度バウンドしていても死なないが、ダッシュで踏むと死んでしまい足場がなくなるので、やはりブーストを乱発するのは危険である。

ゲームには制限時間があり、ゼロになるとゲームオーバーになってしまう。ステージ内にある目覚まし時計アイテムを取れば時間が少し回復するが、それでもあまり余裕はないため、迷いなくどんどん進んでいかなければならない。そうして頂上までたどり着き、ポータルに入ればステージクリアだ。

この『Tobu Tobu Girl』はシンプルなゲームで目新しいシステムではないが、難易度が比較的高く、ステージ構成が毎回変化するため何度も挑戦したくなるデザインとなっている。またかわいいキャラクターや、ゲームボーイ向けならではのレトロなサウンドトラックが魅力である。公式サイトではパッケージ版も販売しており、ゲームボーイ用カートリッジに収録したゲーム本編や、取扱説明書を同梱している。価格は35ユーロ(約4700円)で、本稿執筆時点では売り切れとなっているが、近日中に入荷する予定であるそうなので、興味のある方は買い逃さないようチェックしておこう。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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