最大64人で戦うマルチプレイFPS『Tannenberg』Steamにて早期アクセス販売開始。第一次世界大戦の東部戦線を仲間と共に生きる

M2HとBlackmill Gamesは11月16日、『Tannenberg』をSteamにて早期アクセスゲームとして販売開始した。価格は1840円。『Tannenberg』は、1914年から1918年にかけて繰り広げられた第一次世界大戦をベースにしたマルチプレイFPSゲームだ。

M2HとBlackmill Gamesは11月16日、『Tannenberg』をSteamにて早期アクセスゲームとして販売開始した。価格は1840円。本作は、1914年から1918年にかけて繰り広げられた第一次世界大戦をベースにしたマルチプレイFPSゲームだ。これまでクローズドベータテストがおこなわれてきたが、今回の早期アクセス版はオープンベータテストという扱いになる。

両社は、同じく第一次世界大戦を舞台にする『Verdun』を2015年にSteamでリリースしている。本作はその続編で、基本的なゲームシステムは継承している。なお、『Verdun』の所有者は本作を20パーセントオフで購入可能だ。

『Verdun』が1916年の「ヴェルダンの戦い」など西部戦線をテーマにしていたのに対し、この『Tannenberg』では東部戦線を描いている。具体的にはロシア帝国軍と中央同盟国軍が相まみえた、1914年の「タンネンベルクの戦い」やカルパティア山脈での攻防、1915年の「ボリムフの戦い」、そして1916年の「ブルシーロフ攻勢」が舞台となり、ゲーム内ではそれぞれの特徴ある戦場が再現されている。

ゲームは基本的には分隊ベースとなっており、ロシア帝国の「Frontovik」や「Cossack」、ドイツ帝国の「Infanterie」、あるいはオーストリア=ハンガリー帝国の「K.u.K.」といった実在の軍隊をモチーフにした兵士として4人チームを組んで戦場に赴くことになる。装備はもちろん当時のものを再現したものが用意され、武器は20種類以上が登場する。最初から使用可能な武器は少ないが、ゲームプレイを通じてアンロックしていくことができる。

ゲームモードには新たに64人対戦の「Maneuver」が導入されている。これは東部戦線での実際の戦闘をイメージしており、複数あるエリアの支配権を両軍で争うことになる。プレイ人数が足りない場合は、AIのボットが頭数を埋めてくれる。そのほか前作にもあった、リスポーン時にチケットを消費する「Attrition」や、すべてのプレイヤーが敵同士になり、ライフルのみで戦う「Rifle Deathmatch」も収録されている。

開発中の新UI

早期アクセス中の本作は、2018年第1四半期中の正式リリースを目指している。現時点で、ゲームのコンテンツとしては計画していたものはすべて実装された状態で提供されており、これからはパフォーマンスの改善やゲームバランスの調整、また参加する戦線を変更する機能の追加やUIの刷新に取り組んでいくとのことだ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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