『Civ』シリーズが1ドルから買える「Humble Civilization Bundle」が販売開始、DLCも全て網羅


Humble Bundle社は22日、近年の『Sid Meier’s Civilization』(以下、Civilization)シリーズをほぼ全てセットにした「Humble Civilization Bundle」の販売を、3月7日まで2週間の期間限定で開始した。最低価格1ドルからのPWYW方式(Pay What You Want、欲しい分だけ支払う方式)で、支払い金額に応じて入手できるナンバリングタイトルや追加ダウンロードコンテンツ、スピンオフ作品が増えていく仕組みだ。売り上げは開発元へ還元もしくは慈善団体へ寄付され、その行き先はユーザーが自由に選択できる。

 

あと1ドルだけ

「Humble Civilization Bundle」では、1ドル以上の支払いで『Civilization III』と『Civilization IV』(コンプリートエディション)の2本が、全体の平均額(記事執筆時点では7.79ドル)以上の支払いで加えて『Civilization V』と追加ダウンロードコンテンツ「Brave New World」「Gods & Kings」、マップやシナリオを多数収録したDLCセット、最新作『Civilization VI』の20パーセント引きクーポン、同デジタルデラックスエディションの25パーセント引きクーポンが入手できる。さらに、15ドル以上の支払いでスピンオフ作品の『Civilization: Beyond Earth』および2種類の有料追加コンテンツ「Exoplanets Map Pack」「Rising Tide」がついてくる。

ちなみにこれらすべてを定価で購入すると総額257ドルになるという。Steamのストアページで確認してみても、『Civilization: Beyond Earth – The Collection』の価格が7500円、『Sid Meier’s Civilization IV: The Complete Edition』は2980円だ。ナンバリング3作目から5作目およびスピンオフをセットにした『Sid Meier’s Civilization Anthology』になると1万5108円かかる。これらと比較すると「Humble Civilization Bundle」がいかに破格の値段かが分かるだろう。なお、購入者は売り上げの還元先として、開発元2K GamesやHumble Bundle社、慈善団体DonorsChooseの間で任意の金額を指定できる。もしくは寄付したい基金を自由に選ぶことも可能だ。

先日には、イスラム圏7か国からアメリカへの入国を禁止したトランプ政権の大統領令に抗議する目的で、『The Witness』や『Stardew Valley』をはじめ50作品近いゲームタイトルを収録した「Humble Freedom Bundle」が、1週間限定で実施された。その際は最低価格30ドルで、米国自由人権協会やユダヤ人救出委員会、国境なき医師団が寄付金の行き先として指定されていた。「Humble Civilization Bundle」は3月7日まで実施予定。記事執筆現在までに、2万3000人を超えるユーザーがバンドルセールに参加している。「あと1ターンだけ」という魔力に取り憑かれたファンのみならず、歴代シリーズを未プレイのユーザーが『Civilization』の歴史に触れる絶好の機会だろう。