『バイオハザード7』でもシリーズ恒例のナイフ縛りプレイが話題、2時間前後のクリア記録が続出

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先日発売直後のスピードランが話題になった『BIOHAZARD 7 resident evil』(以下、バイオハザード7)を、今度はシリーズ恒例とも言えるナイフ縛りプレイで攻略する猛者たちが続々と現れている。文字どおりナイフのみを使用してゲームクリアを目指すプレイスタイルで、スピードランの記録を管理するコミュニティサイトにも新たな条件項目として追加され、これまでに8件のクリアタイムが登録されている。一切の無駄がなくホラーテイストなどどこ吹く風の華麗な一挙手一投足は一見の価値ありだ。なお、記事内で紹介している動画は大いにネタバレを含む可能性があることを、あらかじめ明記しておく。未プレイもしくは未攻略のユーザーは視聴しないことを推奨する。

 

ドス片手に駆け抜けるホラーマラソン

『バイオハザード7』は、2017年1月26日にカプコンからPlayStation 4/Xbox One/Microsoft Windows向けに発売されたサバイバルホラーゲーム。新生バイオハザードと銘打たれているように、アクション要素に重点を置いてきた近年のシリーズから一転。これまでの三人称視点から一人称視点のアイソレートビューに変更すると共に、原点回帰を意識した演出で純粋なホラー作品に生まれ変わった。先日、発売からわずか数日にして早くも1時間30分前後で本作を攻略する猛者が続々と出現。世界記録が日々塗り替えられていくスピードランが話題になった。そこに今回、もはやシリーズ恒例とも言えるナイフ縛りというプレイスタイルが、競技種目として新たに加わった形だ。

ナイフ縛りはシリーズ恒例の遊び方

ナイフ縛りとは、主にアクションゲームにおいて銃火器のような飛び道具を一切使用せずに、文字どおりナイフのような近接武器のみを使っての攻略を目指すプレイスタイル全般を指す。ゲーム攻略に独自の制限を設けて難易度を楽しむいわゆる“縛りプレイ”の一種で、『バイオハザード』シリーズではいまや恒例行事といっても過言ではない。触れた敵を一撃で絶命させられる『Call of Duty』シリーズのようなFPSタイトルと違い、『バイオハザード』シリーズのナイフは射程の短さに加えて絶望的に威力が低い。多段ヒットする仕様に強化された『バイオハザード CODE:Veronica』のような一部作品を除いては、弾薬が不足した際の救済処置にもならないほど心許ないのが特徴だ。

ゲームクリアまでの最速タイムをプラットフォームやプレイ条件別に管理しているSpeedrun.comによると、記事執筆時点でのナイフ縛り世界記録は、コンソール版でスウェーデンのstarleaf1992氏の2時間20秒、PC版でアメリカのNastyNate86氏の2時間2分4秒。どちらも難易度はEasyでプレイしている。なお、難易度Madhouseでのクリア記録は、ナイフ縛り部門にはまだ登録されていない。ドス片手に敵を無視して颯爽と駆け抜けるマラソン動画は、一挙手一投足が迅速かつ軽やかでホラーテイストなどどこ吹く風。それでいて一切無駄がない。どうしても戦闘が避けられないボスの場面では、薄氷を踏むような状況にありながらも敵の攻撃パターンを巧みに利用して切り抜けている。ちなみにNastyNate86氏は、グリッチが原因でタイムロスした場面が3箇所あると説明しており、今後さらなる記録の更新が予想される。

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