天空に浮かぶ島々を舞台にするMMOサンドボックスゲーム『Worlds Adrift』が2017年初頭の発売を目指して開発中

Bossa StudiosはMMOアクション・アドベンチャーゲーム『Worlds Adrift』を開発中だ。ゲームの舞台となるのは天空に浮かぶ島々で、プレイヤーは自由気ままな浮島生活を送ることができる。また、大規模かつ物理の法則に忠実なサンドボックスゲームであることも特徴としている。

Bossa StudiosはMMOアクション・アドベンチャーゲーム『Worlds Adrift』を開発中だ。ゲームの舞台となるのは天空に浮かぶ島々で、プレイヤーは自由気ままな浮島生活を送ることができる。また、大規模かつ物理の法則に忠実なサンドボックスゲームであることも特徴としている。

一千年前に起こった大変動により世界は粉々に砕かれ、Atlasストーンと呼ばれる浮揚性鉱物を含む大地は空に散らばる浮島となった。文明も人間社会も崩壊し、すべてが失われたと思われたが、瓦礫の中から立ち上がった人々は飛空挺を操り、資源を求めて島から島へと渡る遊牧民となる。プレイヤーはその一人となり、古代の英知を求めて新たに生まれ変わった世界を冒険する。

本作では何をするのもプレイヤー次第だ。与えられるミッションのようなものは存在せず、経験値やレベルアップといった要素もない。プレイヤーのスキルを磨くのは積み重ねた知見と創造物のみ。ルールや限界にとらわれることなく、自らの冒険を作り出していく。

その冒険にしてもどのように進めるのかは自由。単独で行動し、自らの思うままにプレイすることに何の制限もない。一方、MMOであるこの世界にはほかのプレイヤーも数多く訪れるだろう。多人数でグループを組んで冒険をし、共に物作りをおこなったりアイテムをシェアしたりすることも可能だ。そういったさまざまなプレイヤーが集まることで、この世界に再び人間社会が構築されていくことになる。

001本作のゲームプレイでの大きな要素のひとつが、収集した資源を元におこなうクラフトだ。資源の種類としては伐採した木を加工した材木や、採掘した鉱物から得ることができるさまざまな種類の金属、採集した動物の卵から精製する燃料などが存在する。そういった資源を組み合わせて、道具や衣類など生活や探索に必要なもの、あるいはほかのプレイヤーやグループとの戦いに必要な武器を作ることができる。

また遺跡で古い本を回収したり、さまざまな動物の写真を撮影して知識を集積することで、設計図を入手することができる。設計図はAtlas Coreと呼ばれる反重力装置やエンジン、あるいはパネルやパイプなど特殊な装置やパーツを制作するには必要不可欠なもので、それらのパーツを組み合わせることで自らのオリジナルの飛空挺を建造することが可能になる。飛空挺を作ることはプレイヤーの行動範囲が格段に広がることにつながり、この世界の失われた歴史を解き明かす冒険には欠かせない。

MMOである本作は、すべてのプレイヤーが同じ世界を共有し、広大な空に浮かぶ島々は自動生成により生み出され配置される。そしてImprobable社が開発した大規模シミュレーションシステム「Spatial OS」を採用することにより、この世界のものはすべて存在し続けることになる。つまり、プレイヤー同士の戦いに敗れた飛空挺が墜落すればその残骸は地面に散乱したまま永遠に残り、木を切り倒せば朽ち果てるまでずっとその場に残ることになる。もちろん、誰かがそれらを持ち出せばその先で存在し続けることになる。

本作に関連しては、『Worlds Adrift Island Creator』というツールがSteamで無料配信されている。これはその名の通り本作に登場するような浮島を作ることができるツールだ。Steam Workshopの共有機能に対応しており、ほかのユーザーが作った島をプレイして評価することもできる。そしてユーザーが作り上げた島は、本作に収録されるかもしれないとのことだ。

この『Worlds Adrift』が発表されたのはちょうど2年前の2014年12月だ。Bossa Studiosは、それから繰り返しおこなわれているアルファプレイテストや、上記の『Worlds Adrift Island Creator』などを通じてユーザーと意見交換しながら開発を進めている。本作は2017年第1四半期に、Steamで早期アクセス販売を開始する予定だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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