初代『信長の野望』『三國志』『蒼き狼と白き牝鹿』のSteam版がシブサワ・コウ35周年を記念して配信開始

株式会社コーエーテクモゲームスは12月14日、「シブサワ・コウ35周年記念」を祝うイベントの一環として、同社が手がける『信長の野望』『三國志』『蒼き狼と白き牝鹿』シリーズ第1作の配信をSteamストアにて開始した。

株式会社コーエーテクモゲームスは12月14日、「シブサワ・コウ35周年記念」を祝うイベントの一環として、同社が手がける『信長の野望』『三國志』『蒼き狼と白き牝鹿』シリーズ第1作の配信をSteamストアにて開始した。いずれも定価は1296円。2017年1月10日までは3つの作品を同梱した「シブサワ・コウアーカイブス歴史三部作パック」が50%オフの1944円で販売されている。

1983年に発売された初代『信長の野望』は織田信長または武田信玄となり日本の天下統一を、1985年発売の『三國志』は中国大陸の統一、そして同年発売の『蒼き狼と白き牝鹿』は若きジンギス汗としてユーラシア大陸の統一を目指す歴史シミュレーションゲームである。3つの作品は「シブサワ・コウ アーカイブス」の第1弾として発表されたものであり、2017年1月以降もアーカイブスタイトルの追加を予定している。追加予定タイトルの中には『信長の野望』『三國志』『蒼き狼と白き牝鹿』シリーズ過去作だけでなく『水滸伝・天命の誓い』『大航海時代』『維新の嵐』も含まれている。

シブサワ・コウとは株式会社コーエーテクモゲームスの代表取締役会長である襟川陽一氏のゲームプロデューサー名である。35年前の10月にシブサワ・コウ名義の初タイトル『川中島の合戦』が発売された後、長寿シリーズ『信長の野望』『三國志』などを通じて歴史シミュレーションジャンルを進化させ続けてきた。

2000年代以降には『信長の野望 Online』『大航海時代 Online』を通じてMMOジャンル、2010年代以降には『100万人の信長の野望』『100万人の三國志』といった「100万人」シリーズにてモバイルゲーム市場にも進出している。先日12月12日には最新作となるAndroid版『信長の野望 ~俺たちの戦国~』が配信を開始したばかり。さらに現在は『信長の野望』シリーズ第15作目を開発中だ。

アーカイブスタイトルの配信以外にも、「シブサワ・コウ30周年記念」の一環として株式会社コーエーテクモゲームスの各種タイトルにて「川中島の合戦」に関連するキャンペーン・イベントが実施されてきた。2017年2月にはシブサワ・コウ35周年記念作品『三國志 with パワーアップキット』が発売されるということで、気になる方は公式サイトをチェックしておこう。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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