Ubisoftは12月13日、ギター習得ゲーム『Rocksmith 2014 Edition Remastered』向けの最新アップデートを配信開始し、「Microphone Mode」などを追加した。
本作はエレキギターやエレクトリック・アコースティックギターなど、ピックアップ(弦の振動を電気信号に変換して出力するパーツ)を搭載するギターやベースを使用し、本作専用のReal Toneケーブルを経由してPCやコンソールに接続してプレイするが、今回のアップデートで追加された「Microphone Mode」ではUSB接続のマイクに対応する。
これにより、ピックアップを持たずReal Toneケーブルが使用できない純粋なアコースティックギターであっても、その生音をUSBマイクで拾って本作をプレイすることが可能になった。Ubisoftは公式FAQにて、使用するマイクやアコースティックギターによってそれぞれ特性が異なることや、部屋の環境音を拾ってしまうことなどに注意してセッティングをおこなって楽しんでほしいとしている。
今回のアップデートではそのほかに「Disconnected Mode」と、Guitarcade向けの「Endless Replay Mode」が追加されている。「Disconnected Mode」ではギターを接続しなくても楽曲を流すことができ、より気軽に練習できるようになる。Guitarcadeはギターを弾いてプレイするアーケードゲーム風のミニゲームモードで、「Endless Replay Mode」ではクリア後にメニューに戻ることなくプレイを続けることが可能だ。
国内では楽器店と提携したキャンペーンなどが展開されていた『Rocksmith』シリーズだが、PlayStation 4/Xbox One版の発売が見送られたり、Xbox 360版のDLCが配信終了したりと、当時の盛り上がりが懐かしく感じられるような状況だ。しかし、Steam版やPlayStation 3版向けには現在も追加楽曲が毎週のように配信されており、その数は800曲を超えている。
また、本作でギターを始めた日本人の女の子がテレビに出演したり、開発元のUbisoft San Franciscoに招かれて上達したプレイを披露したりと(下の動画がその時の模様)、教習ソフトとしての実力は確かなようだ。今回のアップデートによって、アコースティックギターしか持っていないという方でもプレイできるようになり、その敷居は少し下がった。もう一度ギターを習い直してみようという方は、この機会にチェックしてみてはいかがだろうか。