Blizzardが書籍出版部門「Blizzard Publishing」を設立。絶版書籍の再出版や『WoW』の大人のぬり絵を制作
Blizzard Entertainmentは12月8日、同社の書籍出版部門として「Blizzard Publishing」を設立したと発表した。同社の保有IPである『Warcraft』『StarCraft』『Diablo』といった各シリーズにおいては、これまでにさまざまな関連書籍が発売されており、Blizzard Publishingはすでに絶版になってしまっている書籍の再出版や、新作の制作・出版を手がける。また、電子書籍やオーディブックなどにも新たに対応していく。
同社はまず絶版書籍の再出版から手がけるとし、「Warcraft: The Last Guardian」「Warcraft: Lord of the Clans」「World of Warcraft: Rise of the Horde」の3つの小説作品を新たに「Blizzard Legends」ブランドとして展開する。そして「Warcraft Legends: Volume One」「Warcraft Legends: Volume Two」の漫画作品については「Blizzard Manga」ブランドとして新たに展開する。これらは海外の販売店では、すでに発売を開始している。
Blizzard Legends・Blizzard Manga両ブランドでの絶版小説・漫画の再出版は今後も継続しておこなわれる予定になっている。同社の今回の発表には記載されていないが、販売店では過去に出版されていた「Starcraft: Liberty’s Crusade」や「Starcraft: Frontline」シリーズなどが、すでに2017年発売予定として両ブランドのもと新たに掲載されている。
そして同社は新作書籍も手がけており、今回「World of Warcraft Adult Coloring Book」を発表した。こちらはディテールの細かい大人向けのぬり絵本で、『World of Warcraft』のキャラクターやAzerothの風景などを描いたコンセプトアートやスケッチなど、80種類以上のアートワークをぬり絵用にまとめた本になっている。
そのほか、フルカラーのコーヒーテーブルブック(アートブック)として「Art of Hearthstone」や「Cinematic Art of StarCraft」を制作し、今後出版予定であるとしている。
同社は今回のBlizzard Publishingの設立によって、Blizzardタイトルの世界に触れてもらう機会をより一層広げていきたいとしている。出版される作品は同社の公式ストアであるBlizzard Gearなどで販売されるほか、一部の作品は日本のAmazonや紀伊国屋書店などの洋書取扱店でも購入できるようだ。ファンの方はチェックしてみてはいかがだろうか。