「自らが動いた時だけ時間が動く」世界に飛び込め。FPSゲーム『SUPERHOT VR』Oculus Rift/Touch向けに発売

SUPERHOT Teamは12月6日、FPSゲーム『SUPERHOT VR』をOculus Rift向けに発売した。本作は、『SUPERHOT』のVR版。「プレイヤーが動いた時だけ時間が動く」というゲームシステムが特徴。

SUPERHOT Teamは12月6日、FPSゲーム『SUPERHOT VR』をOculus Rift向けに発売した。プレイするには同日に発売開始されたOculus Rift用モーションコントローラーOculus Touchを必要とする。

本作は、今年PC/PlayStation 4/Xbox One向けに発売された『SUPERHOT』のVR版だ(関連記事)。真っ白な部屋に、赤いガラスのような身体の敵というミニマルな世界観が印象的で、「プレイヤーが動いた時だけ時間が動く」というゲームシステムを大きな特徴にしており、正確なエイムや敵の弾を避けたり武器を奪ったりといった超人的なアクションが楽しめるFPSゲームだ。

オリジナル版は2014年に実施したKickstarterキャンペーンの成功によって発売が実現したが、公式ブログによると、VR版の開発にはそれ以前から取りかかっていたという。まだFacebookに買収される前のOculusから接触を受け、開発キットOculus Rift DK1を入手したことがきっかけだったそうだ。その後OculusはE3 2014のステージでVR版『SUPERHOT』を披露し、これがKickstarterキャンペーンに大きな追い風になったとSUPERHOT Teamは当時を振り返っている。

当初はオリジナル版をそのまま移植する形でVR対応するつもりだったが、Oculusと協力して取り組む中でそれでは体験として弱すぎると感じたという。そして『SUPERHOT VR』のために、オリジナル版の見た目や操作感はそのままに一からデザインし直すことになったそうだ。その具体的な違いについては語られていないが、多数のコンテンツが追加されており、オリジナル版を新たなレベルに引き上げることができたとしている。

『SUPERHOT VR』はOculus Storeで2490円で発売中。繰り返しになるが、プレイするにはOculus Touchが必要になる。SUPERHOT Teamによると、Oculus Rift以外のVRプラットフォームでの発売も今後予定しているという。なお、オリジナル版とは別のゲームになっているため、アップデートでオリジナル版『SUPERHOT』をVRに対応することは予定していない。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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