Hello Gamesの宇宙アクションアドベンチャーゲーム『No Man’s Sky』は、11月28日に「Foundation Update」が配布されバージョン1.1へとアップデートされた。その大型アップデートをきっかけに多くのプレイヤーが本作に戻ってきており、海外でもKotakuなどのメディアが伝えている。
Steam Web APIを利用してSteam上のゲームのプレイヤー数をカウントしているSteam Chartsによると、同作のSteam版の平均プレイヤー数は、ここ二か月はわずか700人前後を推移していた。しかし27日にHello Gamesが「Foundation Update」を発表した途端プレイヤー数は急激に延び始め、8000人ほどに達する。この時点ではまだアップデートは配信開始されていなかったためか、また徐々にプレイヤー数は減っていく。そして翌28日に詳細なパッチノートが公開され、アップデートが配信開始されると再び上昇し、7000人近くのプレイヤーが本作に再び帰ってきている。
今回の「Foundation Update」では、新ゲームモードや基地建築要素、貨物船など多数のコンテンツが追加され、ゲームの修正/調整がおこなわれた(関連記事)。Hello Gamesは本アップデートについて、将来計画しているアップデートの基礎になるものだとしており、今後の継続的な無料アップデートを約束している。それを裏付けるように、本アップデートのファイル解析によって、地上車両が追加される可能性も指摘されている(関連記事)。
発売月である今年8月には最大約20万人、平均約37000人ものSteam版プレイヤーがいた本作。今回の「Foundation Update」をきっかけに、コンテンツ不足や誇大宣伝によって失った信頼を回復し、さらに多くのプレイヤーを広大な宇宙に呼び戻すことができるだろうか。本作の今後の動向が注目される。