2Dオープンワールドアクション『Ravager』。ナイトからロボットにミノタウロスまで、多彩な12人の冒険者を選び、広大な世界を旅する

発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第306回目は『Ravager』を紹介する。

発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第306回目は『Ravager』を紹介する。

Ravager』は2D横スクロールタイプのオープンワールドアクションゲームだ。プレイヤーは12人のキャラクターからひとりを選んで、広大な大地を冒険していく。12人のキャラクターはそれぞれ異なる能力を持っており、選ぶキャラクターによってゲームプレイは大きく変化する。

個性的なピクセルアートで描かれる、12人の冒険者たち
個性的なピクセルアートで描かれる、12人の冒険者たち

選択できるキャラクターはオーソドックスな剣と盾を装備した戦士や弓使いのアーチャー、斧をもったバイキングのほか、豪快に巨大な剣を振り回すナイトなどが揃っている。人間だけではなく、大柄なストーンゴーレムや銅でできたロボット、ミノタウロスといった特殊なアクションが可能なキャラクターも存在し、バラエティに富んでいる。

また、ひとりで冒険するだけではなく、様々なタイプの傭兵に出会い、雇うこともできる。各地には敵がキャンプを張っている危険な場所があるため、そういったところへ向かう際には役に立ってくれるはずだ。


巨大な剣をかつぎ、トロールと激闘を繰り広げるタイタンナイトでのゲームプレイ


ストーンゴーレムで葉が舞い落ちる森の中の村を探索。


ミノタウロスで敵地に切り込むゲームプレイ。そばには雇った傭兵も。

オープンワールドゲームと銘打つだけあって、ロケーションの豊富さも本作の魅力だ。大きな桜の樹から花びらが舞う土地や、木の葉が降りそそぐ森の中などが、淡いピクセルアートで描かれる。「このゲームは難しい。へとへとにさせる。だけどやりがいのあるものなんだ」と開発自らがハードなゲームデザインだと語っているのだが、それと相反するかのような情緒的な風景の中を旅するゲームプレイが同居したアートスタイルは、『Hyper Light Drifter』にも近いかもしれない。

巨大なオープンワールドの各地には様々な物語があり、そして冒険者たちの前にはボスが待ち受けている。そうした障害を撃破していき、世界に隠された謎を見つけ出していく。『Ravager』は2016年のリリースに向けて開発中だ。

Hajime Kasai
Hajime Kasai

ブログ「GAME SCOPE SIZE」を運営。その他のメディアにも寄稿しています。

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