アイデア光る2Dパズルアクション『OLLLO』開発中。画面の端と端を繋ぎ合わせ、壁を突破するプチコン製作品

まだ誰も見たこと無いような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第673回は『OLLLO』を紹介しよう。『OLLLO』は、能力を使って画面の端と端をつなぎ合わせ、ステージを攻略していく2Dパズルアクションゲームである。

発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たこと無いような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第673回は『OLLLO』を紹介しよう。

『OLLLO』は、能力を使って画面の端と端をつなぎ合わせ、ステージを攻略していく2Dパズルアクションゲーム。国内の個人開発者Villit氏がNintendo Switch用ソフト「プチコン4 SmileBASIC」を使用して開発しており、デモ版が同ソフトウェア内にて公開中だ。デモ版をプレイするには、まずNintendo Switch用ソフト「プチコン4 SmileBASIC」製品版か、無料体験版をダウンロード。「プチコン4 SmileBASIC」の起動後に、作品を見るから公開作品のリストか『OLLLO』の公開キーを入力し、ダウンロードすると無料でプレイできる。

https://twitter.com/iwamoo_sc00/status/1322854997982277632


『OLLLO』は基本的に、2Dアクションゲームの仕組みに則っている。画面中央の領域にステージとプレイヤーキャラクターが表示。左右への移動とジャンプを活用して移動すると、カメラが追従して新しい領域が写し出され、ゴールにたどり着くとクリアになる。しかし、本作には壁に囲まれていたり、ゴールが壁の中にあったりなど、ジャンプと移動だけではクリア出来ない状況が頻繁に登場する。そこでカギになるのが、主人公の持つ能力オーロだ。

オーロを発動すると、まず画面が固定され、中央に表示されていた画面の周囲に同じ画面のコピーが表示される。画面左端にはコピーされた画面の右端、画面上端にはコピーされた画面の下端が繋がるように映し出され、コピーされた領域の中も含めて、画面端でループする空間の中を、通常の領域同様に移動できる。たとえば、上記の画像のように壁に囲まれている場合には、壁を画面端に映さないように移動し、オーロを発動させることで、壁を超えて新しい場所へと行けるわけだ。


またオーロを解除すると、再び画面がプレイヤーキャラクターに追従し、中央の領域だけでゲームプレイが展開される。通常時とオーロ発動時の画面を切り替え、どうやってゴールに辿り着くのか、どこで画面を繋げるのか考えながら進んでいく、パズルアクションらしい攻略が本作の魅力だろう。

https://twitter.com/vil_lit/status/1321583944312131585

本作を開発しているのは、Twitterのプロフィールによると大学生だというVillit氏。Nintendo Switch用ソフト「プチコン4 SmileBASIC」を使用して、2020年2月には本作の開発がスタートしており、現在終盤のステージまで開発が進んでいるそうだ。デモ版には、チュートリアルとワールド1の合計16ステージが収録。過去のツイートによると、完成版も「プチコン4 SmileBASIC」から無料で遊べる予定だという。

『OLLLO』デモ版は、「プチコン4 SmileBASIC」内で公開中だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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