育成ホラー『GHOSTEACHER』開発中。教師として科目「恐怖」を教えていく教育体験

まだ誰も見たこと無いような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第666回は、はなまる氏が開発中で、2020年夏に公開予定の作品『GHOSTEACHER』を紹介しよう。

発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たこと無いような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第666回は、はなまる氏が開発中で、2020年夏に公開予定の作品『GHOSTEACHER』を紹介しよう。『GHOSTEACHER』は、幽霊を相手に恐怖を教える育成ホラーゲーム。教師の善意が、恐怖を作り出すという。

https://twitter.com/hanahanamarumar/status/1278740664482594821

本作の主人公は、ある学校へ特別講師として赴任してきた先生だ。親切な先生にサポートされながら、素直で元気な生徒たちを相手に授業行っていくのだが、本作の舞台は幽霊の学校で、特別講師として受け持つ科目は恐怖。相手をどのように驚かせ、恐怖を与えていくのか、授業を通して幽霊の生徒たちへ教えることになるのだろう。

はなまる氏がツイートしている動画には、発想力/表現力/体力といった恐怖に関わりそうなパラメーターが映されているほか、シャワールームで起こった小さな恐怖体験が描かれており、同じようなお話がいくつも収録されているそうだ。また本作には、頭がアナログテレビのキャスター、いたずら好きな日本人形の女の子、自分のことを魚だと思いこんでいる足の生えた金魚鉢など、個性的な幽霊たちも登場。彼らを含め、本作には緑がかった画面が採用されており、レトロ風のグラフィックも本作の魅力と言える。なお、ジャンルとしてはアドベンチャーと育成ゲームを組み合わせたホラーになっているようだ。

https://twitter.com/hanahanamarumar/status/1283808406386601985

本作を開発しているはなまる氏は、絵本やゲームを作っているという国内のクリエイターである。はなまる氏のツイートによると『GHOSTEACHER』は、ノベルゲーム制作ツール「ティラノスクリプト(ビルダー)」で作られた作品のコンテスト、ティラノゲームフェス2020への参加を目指して開発が進められているようで、締切の8月末までに公開されるのだろう。また同氏はこれまでに、不思議なお城を巡る探索ADV『まっしろの城』を含め、4作品のフリーゲームをノベルゲームコレクションなどで公開している。

現在開発中の『GHOSTEACHER』は、2020年夏に公開予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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