2Dサバイバルホラー『The Coma 2: Vicious Sisters』開発中。Steamで2019年内発売予定の、『The Coma: Recut』続編
発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第641回は『The Coma 2: Vicious Sisters』を紹介する。
韓国のインディーゲームスタジオDevespresso Gamesが、『The Coma 2: Vicious Sisters』を開発中だ。『The Coma 2: Vicious Sisters』は、『The Coma: Recut』の続編にあたる2DサバイバルホラーADV。発売時期は2019年Q4。対応プラットフォームはSteam(海外向けにはPS4/Xbox One/Nintendo Switch版も発表あり)。字幕での日本語対応が予定されている。なお、前作『The Coma: Recut』は、国内向けにはSteam/Nintendo Switchで発売されたタイトル。トイレの個室やロッカーに隠れて凶刃から逃れ、その間に探索を進めて元の世界への帰還を目指す、殺人鬼との対決に比重を置いた作品となっていた。
『The Coma 2: Vicious Sisters』は、韓国を舞台にしたサバイバルホラーゲーム。主人公は、セファ高校の生徒である少女Mina Park。前作にも登場していた彼女がある日学校で目を覚ますと、そこは見知ったいつもの校舎とは似て非なる、陰気で邪悪な世界と化していた。校舎は闇に閉ざされており、女教師は殺人鬼となって彼女を執拗に追い回してくる。不気味な殺人鬼の襲撃を隠れてやり過ごしたりしつつ、校舎や周辺地域を探索して手がかりを集めて、生き残りを目指していくというのが本作の大筋だ。
殺人鬼から逃げつつストーリーを進めていくことや、セファ高校が舞台として登場することは前作と同じだが、『The Coma 2: Vicious Sisters』では続編として順当にパワーアップしている箇所も明かされている。殺人鬼としてプレイヤーを付け狙う女教師SongのAIが、前作の少々殺意に欠ける行動パターンから全く新しいものに。ツールをアンロックしたりアップグレードすることで、探索範囲が拡大する要素も新たに実装されているという。また、セファ高校以外のロケーションも追加されており、公開中のトレイラーからは触手が生え闇に侵された繁華街や、地下鉄などの新たな場所が確認できる。校舎の外へ広がったロケーションやシステムの強化によって、殺人鬼との対決や恐怖体験も進化を遂げていることだろう。
前述のとおり、本作を開発しているDevespresso Gamesは韓国のインディーゲームスタジオ。「The Coma」シリーズ以外に、アクションRPG『Vambrace: Cold Soul』を手掛けており、国内向けには8月29日にPS4/Xbox One/Nintendo Switch向け(Steam版は発売済みだが日本語未対応)として発売予定となっている。