超高難易度kawaii 2Dアクション『Roah』開発中。格ゲーを彷彿とさせる、コンボ重視の死にゲー

『Roah』は、インディースタジオGrynsoftが手がける高難易度2Dアクションゲーム。故郷の惑星に訪れた「生命力の枯渇」という異変を通じて、主人公であるRoahはその問題の解決に乗り出すべく冒険を開始する。

発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第609回目は『Roah』を紹介する。

『Roah』は、インディースタジオGrynsoftが手がける高難易度2Dアクションゲーム。故郷の惑星に訪れた「生命力の枯渇」という異変を通じて、主人公であるRoahはその問題の解決に乗り出すべく冒険を開始する。対応プラットフォームは現時点でPCを予定。現在Kickstarterにてクラウドファウンディングを行っているほか、Steamにて製品ページが公開されている。

Grynsoftと言えば、同じく高難易度2Dアクションゲームである『Wings of Vi』を手がけたことで有名。同作で見られた“kawaiiビジュアルデザイン”やパズル性の高い死に覚えのダンジョンギミックといったエッセンスは、PVを見る限り『Roah』へと間違いなく引き継がれている。

こうした要素に加えて、『Roah』の特筆すべき点は戦闘アクションである。本作はコマンド入力によって地上、空中共にさまざまな技を繰り出すことができるが、素早い連続入力を行うことで、技同士をスムーズに連結させる、いわゆる「コンボ」を自由に繰り出すことが可能となっている。このコンボ機能の実装に伴い、キャラクターの一時的なバウンスをはじめ、OTG(地上技が暴発するというスラング)や技の隙を消失させるキャンセリングといった要素も盛り込まれているという。制作者いわく『Marvel vs. Capcom』のような格闘ゲームを自然と脳裏に想起させるような出来を目指しており、プレイヤーには各々オリジナルのコンボを生み出して楽しんでほしいとのことだ。

また、ボス戦にも力を入れているようで、多種多様な攻撃と独自ギミックの応酬がプレイヤーを苦しめることだろう。ゲームプレイを拡張するためのアクセサリー要素も備わっている。攻撃を重くさせるのか、動きを加速させるのか。要所にて装備品を付け替えることが重要であり、コンボ同様、プレイヤーの個性が光る部分と言えるだろう。

現在Kickstarterにて用意されている支援プランは、最低額の5ドルから最高額の999ドル以上の8種類。支援額が高額になるほど、体験版の配布から製品版及びサウンドトラックの配信、特製キャラクターグッツの贈呈など特典は豪華になっていく。ちなみにサウンドトラックに関しては、当該ページにて試聴可能であるため是非いちど聴いてみることをおすすめしたい。また目標金額の合計が一定の額を超えることがあれば、ストレッチゴールとしてキャラクターの着せ替えスキンや、無料DLCが実装されていく予定。キャンペーンが最終的に5万ドルに達すれば、2020年のリリースを目処にしたNintendo Switch版の開発が始まるそうだ。『Wings of Vi』ファンのみならず、今回興味をもったゲーマーの方は支援を考えてみてはいかがだろうか。

Takayuki Sawahata
Takayuki Sawahata

娯楽としてだけではなく文化としてのゲームを知り、広めていきたい。ジャンル問わず死にゲー、マゾゲー大好き。

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