MMORPG『ブレイドアンドソウルNEO』最新アプデで新職業「邪術士」実装へ。前作で邪術士はどんな活躍をしたのか、『NEO』でどうなりそうか、歴戦の猛者に訊いた
『ブレイドアンドソウルNEO』に新職業「邪術士」が登場する。本稿では『ブレイドアンドソウル』からプレイしていたユーザーに、邪術士とはどんな職だったのかという思い出や、本作での使い心地がどうなりそうかなどを訊いた。

エヌシージャパンは6月11日、『ブレイドアンドソウルNEO』(以下、ブレソNEO)の最新大型アップデートを6月25日に配信すると発表した。新職業「邪術士」が登場するほか、期間限定新規サーバー「スタイリッシュ」などが追加される。
『ブレソNEO』は、韓国のNCSOFTが手がけるMMORPGだ。本作は先月11周年を迎えた『ブレイドアンドソウル』のリメイク作として、今年3月にサービスを開始。今回のアップデートでは、新職業「邪術士」が実装される。邪術士はジン族とリン族がなれる職業のひとつで、護符と陣を駆使して戦う、遠距離攻撃が得意だ。また、魔霊と呼ばれる召喚獣を呼び出すことができ、連携して多彩なスキルを繰り出せる。さらに魔霊を自らに憑依させる「降臨」によって、強力なバフ効果を発動させることも可能だ。
ちなみに本作で新たに追加となった邪術士は、すでに『ブレイドアンドソウル』でも実装されている職業だ。そこで今回は、『ブレイドアンドソウル』を長年プレイし、現在は『ブレソNEO』のプレイヤーでもある生みそカツ氏にインタビューを実施。オリジナル版で邪術士がどのような活躍を見せてきたのか、また『ブレソNEO』に実装されることでどういった影響があるのかなどについて、詳しく語ってもらった。
――自己紹介をお願いします。

生みそカツ氏:
はじめまして、生みそカツといいます。『ブレソNEO』では主に拳闘士をプレイしています。本家『ブレイドアンドソウル』はオープンベータテストからプレイしており、途中でプレイを一時休止していた期間も含めると、プレイ歴は同作の11周年と同じになります。
――『ブレイドアンドソウル』での邪術士に関する印象的なエピソードや、思い出があれば教えてください。
生みそカツ氏:
PvE、PvPのどちらにおいてもとても強力で、味方ならば心強く、敵ならばすごく手強かったです。本家『ブレイドアンドソウル』に邪術士が実装された時期はプレイ休止から復帰したタイミングで、そのときクエストを手伝ってくれたフレンドの方が、邪術士をプレイしていました。初めて「降神」のパーティバフをかけてもらったときのことは、とても印象に残っています。いわゆる男心をくすぐるような、すごくかっこよくて強かったことを覚えています。

――『ブレソNEO』に邪術士が登場すると聞いて、どんな気持ちになりましたか?
生みそカツ氏:
邪術士は本当にたくさんのプレイヤーから好かれている職業だと思うので、昔懐かしいプレイヤーを思い出して戻ってくる人もいるのではないかと期待をしています。
――ずばり生みそカツさんの考える邪術士の魅力を教えてください。
生みそカツ氏:
本家『ブレイドアンドソウル』では、邪術士のスキルエフェクトがとても派手で素敵でした。それが『ブレソNEO』のグラフィックになって登場するのがものすごく楽しみで、今からワクワクしています。


――『ブレソNEO』に邪術士が登場したら、まず何をして遊ぶ予定ですか?
生みそカツ氏:
私のメイン職業(拳闘士)は種族的にゴン族・ジン族・クン族でしかプレイできないんですよ。なので、リン族で邪術士を作って、キャラメイクにじっくり時間をかけたいです。

――邪術士が登場することで、『ブレソNEO』のプレイ環境は変わりそうでしょうか?特に『ブレイドアンドソウル』では、PvPのeスポーツ大会「ジャパンチャンピオンシップ」などでも活躍が印象的でした。それは『ブレソNEO』でも同じでしょうか。



生みそカツ氏:
本家『ブレイドアンドソウル』のPvPではたしかに手強く印象的でした。ただ『ブレソNEO』では現状、1日1時間だけプレイ可能な「戦場」と呼ばれるPvPコンテンツが主なので、そこまで環境に影響はないと思います。対人戦が好きなプレイヤーには少し物足りなく感じる環境だとは思いますが、私は小学校の休み時間にドッジボールをするような感覚で、気軽に楽しめるコンテンツとしてとても気に入っています。
――『ブレソNEO』のバトルでは、邪術士にはどのような立ち回りが求められると思いますか?どういったプレイヤーに向いている職業なのでしょうか。
生みそカツ氏:
他の遠距離職と同じく、サポート的な立ち回りが求められると思っています。さらに「魔霊召喚」のスキルは少し操作難易度が高いと思われるので、プレイヤースキルに自信がある方はぜひ試してほしいです。

――『ブレソNEO』では調整される可能性もありますが、現時点で邪術士のおすすめの武功(スキル)はありますか?
生みそカツ氏:
「降臨」というスキルは強力な自己強化となり、見た目も変わって特殊なスキルエフェクトも加わるので、とても映える武功になっています。

――ちなみに「ここが調整されていると嬉しい」「こんな武功が増えたら嬉しい/この武功がこうなったら嬉しい」などという点は、プレイヤー目線でありますか。
生みそカツ氏:
現状の『ブレソNEO』では「威圧」(ヘイトスキル)の概念がほぼ無く、火力でボスのテーゲットが決まるシステムになっています。そのような仕様上、ボスの遠距離攻撃のターゲットになると攻略においてとても難しいため、そういった調整から遠距離職の火力が抑えられているように感じます。この辺りを踏まえて、近距離職などに威圧スキルが実装されたり、遠距離職の火力の調整などがあったりすれば、邪術士も含め、もっと遊びやすくなると思います。

それと、加護システムにより1日のID(インスタンスダンジョン)クリアの上限が決まっているのは良いのですが、加護消費のON/OFFシステムが欲しいです。加護(ホン門加護)というのは、いわゆる疲労度のようなシステムです。消費し切るとIDの経験値が入らず、ドロップもしなくなります。

この加護はIDなどに出向くと一定の値を消費します。なので「このIDのドロップはいらないけどデイリークエストはやりたい、ただ加護があるから今は行けない、かといって高難易度ダンジョンへ行くには人が足らない」という状況が生まれてしまうこともあります。これがゲームプレイにおいてものすごい足止めになっているように感じます。加護消費ON/OFFシステムがあれば、既存の強力なプレイヤーが新規勢や不慣れな方を気軽にIDへ誘うことなどができ、ゲーム環境もとてもよくなると思うので、運営の方にはご一考いただけると嬉しいですね。
――『ブレソNEO』が初めての人でも、邪術士は楽しめそうでしょうか。かっこいいので使ってみたいという人に向け、スキル回しのコツなどがあれば教えてください。
生みそカツ氏:
1つの職をとってもものすごい武功の種類があり、最初は戸惑うかもしれません。しかしプレイしていくうちに絶対に慣れていくので、頑張ってください!
――最後に、邪術士が気になっているプレイヤー、復帰を考えているプレイヤーの方に向けて一言お願いします。
生みそカツ氏:
『ブレソNEO』では、本家『ブレイドアンドソウル』とフレンド機能が統合されています。『ブレイドアンドソウル』をプレイしていて、『ブレソNEO』を遊んでいないプレイヤーの方々は、邪術士を触るついでに、ぜひ昔の仲間に会いに、懐かしみに来てください。

――ありがとうございました。
『ブレイドアンドソウル』での実装時より存在感を示し続けた邪術士。プレイヤーの視点では強力で、登場を望まれていた職業のひとつでもあるようだ。『ブレソNEO』では演出面の強化も押し出されており、派手なエフェクトを目的に使ってみたり、『ブレイドアンドソウル』との違いを楽しみつつ遊んでみたりするのもいいだろう。
なお新職業「邪術士」が実装される最新大型アップデートは、6月25日に配信予定。6月24日まで、事前登録を受け付けている。事前登録をすることで、邪術士の特別衣装とキャラクタースロット拡張券を獲得可能だ。また今回のアップデートでは、期間限定で新サーバー「スタイリッシュ」がオープンする。「スタイリッシュ」では衣装カスタマイズが自由に行えるほか、特別にキャラクターの成長支援やサーバー限定のイベントも用意されているとのこと。
さらに『ブレイドアンドソウル』の11周年を記念して、「空前絶後祭」が開催中。希少アイテムが獲得できるログインボーナスや「超豪華!感謝のギフトフェス」の実施に加えて、各種キャンペーンが開催されている。詳細については特設サイトを確認されたい。
『ブレイドアンドソウルNEO』は、PC(Windows)向けに基本プレイ無料で配信中。