『GUILTY GEAR -STRIVE-』はなぜeスポーツ観戦入門に最適なのか?古参プレイヤーにその理由と観戦の“楽しみ方のコツ“教えてもらった

『GUILTY GEAR -STRIVE-』はeスポーツ観戦入門に最適らしい。なぜ最適なのか。どのように楽しめばいいのか。歴戦のプレイヤーに話を訊いた。

アークシステムワークスが主催する世界を横断する格闘ゲーム大会群「ARC WORLD TOUR 2022」も後半に差し掛かり、日本予選となる「ARCREVO Japan 2022」が来月、12月3日から4日にかけて開催される予定だ。そしてメインタイトルに採用されている『GUILTY GEAR -STRIVE』(以下、GGST)は11月24日に新キャラクター「シン=キスク」も実装され、現在もっとも勢いのある格闘ゲームと言っても過言ではない。


そんな世界中から注目を受ける「ARCREVO Japan 2022」と『GGST』だが、格闘ゲーム特有の敷居の高さで「興味はあるものの手は出しづらい」と思っている方も多いだろう。しかし自分ではあまりプレイせずに観戦をメインに楽しむ方も多いのが格闘ゲーム、しいてはeスポーツの大きな特徴である。野球やサッカーだって、自分ではやらなくてもルールとプレイヤーを知っていれば観戦出来るし、テクニックや戦術の理解を深めればさらに楽しめるだろう。そして十分興味が出たら実際に自分でプレイするまでの敷居は(チームメイトやフィールド、用具が必要なリアルスポーツに比べれば)低いのはeスポーツの大きな利点でもある。

本稿ではそんな「とりあえず観戦から始めてみたい!」というようなファン向けに、「なぜ『GGST』がいいのか?」「何を意識して見ればいいのか?」を実際に現役の格闘ゲームプレイヤーに聞いてみた。今回聞き手となるのは、格闘ゲームは完全な初心者だがeスポーツ観戦には人一倍興味のあるAUTOMATON編集部員の一人。そして指南役には『ギルティギア』シリーズの古参プレイヤーであり、「ゴジライン」のライターとしても知られるコイチ氏を迎えている。

【コイチ氏 プロフィール】
格ゲー歴30年間を超えるスト2世代の残党。GUILTY GEARシリーズの闘劇常連でアルカディアライターを経て現在もゴジラインや各メディアで格ゲー攻略を執筆中。少年時代のあだ名は柏のハメ小僧。


編集部A:
本日はよろしくお願いします。お手柔らかにお願いします!

コイチ氏:
こちらこそよろしくお願いします。

編集部A:
早速ですが、『GGST』が格闘ゲーム初心者や、eスポーツ観戦の入門にぴったりということを聞きつけました。それでコイチさんに先生としてきてもらったわけですが、具体的にどういうところがオススメですか?

コイチ氏:
まず観戦目線ですと、見た目の楽しさや派手さですね。『GGST』は全体的にエフェクトや演出が激しくて、非常に派手なゲームになってます。細かい部分は分からなくても、とにかく画面が派手で面白いという、観戦してても原始的な楽しさがあると思います。実際このゲームは「見てる方が楽しい」という方が結構いらっしゃいます。後で説明しますが、ウォールブレイクというド派手なシステムがありますし、キャラクターの火力も全体的に高いです。観戦するゲームとしてはやっぱり分かりやすさが一番の魅力ですよね。


編集部A:
へぇ!わかりやすいのはありがたいです。

コイチ氏:
プレイヤー目線ですと、間口の広さが良いですね。ある程度プレイできるようになるまでに必要な練習量とか、楽しくなってくるラインが他の格闘ゲームに比べると少なく(低く)、かなりとっつきやすいゲームになっていると思います。格闘ゲームにつきもののコンボ練習とかも、そこまで苦労しないと思います。

そして観戦、プレイヤー、どちらでも言えるのは何よりこのタイトルが今流行っているということですね。格闘ゲーム最大の国際大会である今年の「EVO」では登録人数が1位のタイトルでした。まだまだ追加キャラなどの予定も発表されていますし、もうしばらくは格闘ゲームのメインストリームタイトルから外れることはないでしょう。タイトルの移り変わりが激しい格闘ゲームでは「流行っている」「人口が多い」というのはもうそれだけでオススメする理由になると思います。

編集部A:
言うならば「ラーニングコスパがいい」タイトルであると。

コイチ氏:
そうですね。しばらくは大型大会のメインタイトルから外れることはないんじゃないでしょうか。『GGST』を知っておけば今後楽しめる大会がかなり増えるはずです。

編集部A:
未プレイでも観戦は楽しめますかね?

コイチ氏:
そうですね、格闘ゲームで未プレイでも観戦を楽しめるかどうかは、「どっちが勝ってるかが分かりやすい」というのが大事だと思ってます。『GGST』にはゲージが3本あって、体力バーはもちろん多いほうが有利なんですけど、残り2つのゲージについて知っておけばどっちが勝っているかについては結構分かりやすい方なんじゃないかと思います。後は壁を割った方が有利というのも分かりやすいですね。

後はゲーム自体とは関係なく、単純にビジュアルがよくてキャラが格好いいとか可愛いとか、最近だとブリジットとか、話題になるようなキャラクターが多いのも未プレイでも楽しめるポイントの一つではないかなと思います。最初に言ったような画面の派手さとか、あとはグラフィックの美麗さとかキャラクターの魅力なんかはプレイしない方も惹き付ける魅力になってるんじゃないかなと。


編集部A:
なるほど。たしかに歴史あるシリーズなこともあって、名前を聞いたことあるキャラクターは多いです。それで未プレイの人が観戦するにあたって、最低限知っておくゲーム知識はありますか?

コイチ氏:
ある程度は理解しておかないといけないシステムというのはあって、中でもさっきも言った3つのゲージのうち体力ゲージの次に大事なテンションゲージについては絶対に知っておくべきですね。格闘ゲームではよくある超必殺技を使うためのゲージなのですが、超必殺技以外にもこのゲージを50%消費して使える「ロマンキャンセル」という時を止めるシステムが非常に大切で、これをどれだけうまく使えるかというゲームですね。選手によって使い方にかなり個性が出るところでもあるので、ぜひ注目してほしい部分でもあります。

編集部A:
本当に格闘ゲームを何も知らない初心者は、とりあえず体力バーとテンションゲージを見ておけばいいと。

コイチ氏:
そうですね、体力バーは野球で言う点数みたいなものなので当然として、テンションゲージが多いほうがかなり有利であることは意識しておくと良いと思います。そして最後にこのゲームにはウォールブレイクというシステムがあります。壁割りなんて言われることも多いのですけど、画面端でコンボを食らっているとキャラクターが壁に張り付いてしまって、最終的に壁を割って吹き飛んでいく演出が発生します。これが起きると、吹き飛ばした側はポジティブボーナスといってテンションゲージが自動で増えるようになったり攻撃力と防御力が上がったりと、非常に有利な状態になります。ものすごく派手な演出で見逃すことはほとんどないと思いますので、これが起きたらとにかく「吹き飛ばした側が有利」と覚えてもらっていいです。

編集部A:
有利不利は単純に体力だけではないということですね。

コイチ氏:
そうですね。このゲームは全体的にコンボ火力が非常に高いので見かけ上の体力有利は実はそこまでではなくて、なんなら体力よりもテンションゲージが多いほうが勝ちに繋がるかもしれません。特にテンションゲージが0%の時は、体力がいくらあってもかなりピンチだと思ってもらっていいと思います。先程の野球の例えで言うなら、点数では勝っててもノーアウト満塁だったら一瞬で逆転されちゃうかも、みたいな感じですね。

画面上部、赤で囲われたのが体力ゲージ。画面下部、青く囲われたのがテンションゲージ


編集部A:
なるほど……。ちなみにテンションゲージと壁割りからさらにもう一歩深く知りたい場合は何を覚えておけばいいですかね?

コイチ氏:
もう一歩深くとなると、最初にお話した「3つのゲージ」のうちの最後であるサイクバーストのゲージですね。このゲージはラウンド持ち越しなので1試合に基本的に1,2回しか使えないんですけど、満タンの時はゲージを全部消費して、相手のコンボや攻めを中断して吹っ飛ばして切り返すことができます。使い所が大切ですが、大ピンチを切り抜けることが出来るシステムになってます。

さらに深い部分になるんですが、実を言うとゲージはもうひとつだけあって、バーストゲージの下にR.I.S.C. レベルというものがあります。これは基本的にガードしていると溜まっていくゲージで、溜まっているほど受けるダメージが増えます。つまり、攻めている側が有利ということですね。これはもう『GGST』全体に言えることで、とにかくシステムからして攻めが強いゲームになってます。特にこのR.I.S.C. レベルが満タンまで溜まってしまった状態は非常に危険で、コンボを食らうとものすごいダメージを受けます。このR.I.S.C. レベルが溜まってしまった相手への超火力コンボは『GGST』の醍醐味みたいなところがあるので、余裕があればぜひ注目してもらいたいポイントですね。

体力ゲージ下部、緑で囲われた部分のうち青いのがバーストゲージ。バーストゲージの下にある細い紫色のゲージがR.I.S.C. レベル


編集部A:
ちょ、ちょっといっぱいになってきましたので整理させてください。まずはともかく体力ゲージとテンションゲージ。余裕が出てきたらバーストゲージ。最後にR.I.S.C. レベルを見れるようになってくるといいということですね。

コイチ氏:
その通りです。さらにオタクな部分になると、先程お話したこのゲームでもっとも大切なシステムであるロマンキャンセルにも実は種類があったりするのですが……非常に複雑ですし、ゲームに慣れてないと見た目で区別するのも難しいと思いますので、観る分にはあまり意識しなくてもいいかなとは思います。

編集部A:
でも、聞くだけ聞いておきたいです。せっかくなのでちょっとだけ説明してもらってもいいですか?

コイチ氏:
まず「攻めのロマンキャンセル」と「守りのロマンキャンセル」があると思ってください。まず攻めに使われるのは主に「赤ロマンキャンセル」と「青ロマンキャンセル」と呼ばれるもので、赤は自分が攻撃を当てた時に使えるロマンキャンセル、青はキャラがニュートラル状態の時に使うロマンキャンセルです。「赤はコンボを伸ばす時に使うロマンキャンセル、青は相手のガードを崩したい時に使うロマンキャンセル」と覚えてもらえば大体大丈夫かと思います。実は紫ロマンキャンセルというのもあって、あんまり使われることはないんですがこれは攻撃が当たった時ではなく空振った時の硬直を消す時に使われるロマンキャンセルですね。さらにこのロマンキャンセルのエフェクトをキャンセルして他の技につなげる、よくロマンキャンセルキャンセルと呼ばれるものがありまして……。

編集部A:
いえ、すみません、やっぱりいいです。次行きましょう。

コイチ氏:
守りのロマンキャンセルの説明がまだなのですが……。

編集部A:
こ、今後の宿題とさせてください!『GGST』の今の対戦環境はどんな感じですか?コイチさんが考える、今強いキャラクターはどれでしょう?

コイチ氏:
個人的に強いと思うのは名残雪(なごりゆき)、ハッピーケイオス、ソル=バッドガイ、ジオヴァーナあたりですかね。ただ大会の上位がこれらのキャラで独占されているかというと全然そんなことはなくて、いろんなキャラが残っています。なんだかんだで強いキャラクターよりも強いプレイヤーが勝ち残る印象がありますね。全体的に激しくて荒らしやすいゲーム性と見せかけて、実際そういう側面はあるのですが、強いプレイヤーはリスクを抑えた立ち回りが非常に上手いんですね。ですので結局、キャラよりも人ですね。ただそんな中でも、上位プレイヤーが強いと評価することが多いのは先程挙げた4キャラかなと思います。

編集部A:
その強いキャラたちに共通する特徴はあったりしますか?

コイチ氏:
火力ですね。とにかくダメージのあるキャラたちです。ただハッピーケイオスだけはちょっと特殊ですね。遠距離キャラとして実装されて、当初はずっと逃げ回るスタイルが強かったキャラクターです。EVOで優勝したのもこのキャラなんですけど、その後ちょっと調整されて中距離メインのキャラクターにはなりました。

拳銃での射撃攻撃が特徴的なキャラクターで、技の硬直中でも射撃が可能な点を活かして強力なラッシュやガード崩しを仕掛けられます。無敵技を所持していないという明確な弱点はありますが、中~遠距離の立ち回りも強く、ハッピーケイオス用のキャラ対策を積んでいないと近づくことすら困難です。上位キャラの中では間違いなく一番個性が強いキャラですね。対策必須の強キャラという意味では大会でも一番注目のキャラクターと言えるかもしれません。


編集部A:
ハッピーケイオス、覚えておきます。ほかの上位キャラはスタンダードなキャラたちなのでしょうか?

コイチ氏:
おおむねそうですね、最強候補と言われてる名残雪はどちらかというと鈍足キャラの部類かもしれません。2段ジャンプや空中ダッシュがなく機動力こそ低いですが、それを補って余りあるリーチと火力を持っています。飛び道具の粒雪(ざらめゆき)や突進技の冠雪(かむりゆき)といった高性能な必殺技から攻めが始まるので、地上戦で圧倒できるのが特徴のキャラです。


ソルとジオヴァーナはスタンダードキャラと言えますね。特にソルは主人公キャラですから。ソルは稼働当初から強キャラと呼ばれていて、地上戦ではリーチの長い→+Sやガードさせて有利になる遠距離Sなどを持っている上に空中バンディットブリンガーによる空中からの接近も強い。連続技も高火力なものが揃っていて、無敵技や突進技、コマンド投げも完備で隙が少ない。お手本のような主人公キャラですね。


ジオヴァーナは上位キャラの中では比較的素早い方のキャラで、鋭い前ステップから投げと打撃で攻めるのが得意なキャラです。本作でも随一のラッシュ力をもっていて、画面端に運ぶ能力も高いです。地上戦が得意ですが、同じく地上を得意とする名残雪が若干厳しいキャラになってます。


編集部A:
どのキャラクターにもしっかり特徴があって面白いですね。上位キャラではないものの、注目なキャラや見ていて面白いキャラはいますか?

コイチ氏:
ゴールドルイス=ディキンソンとチップ=ザナフでしょうね。ディキンソンはいわゆるデカキャラで、巨体を生かした荒々しいプレイで相手を破壊するキャラになってます。ベヒモスタイフーンという棺桶を振り回す必殺技がありまして、これが相手のガードをクラッシュさせるので相手の切り返しを許さずにラッシュを仕掛けることができます。実装当初は厳しいんじゃないかと言われていたんですが、とにかく火力がすごいキャラなので、近付いて攻めに転じることさえ出来ればわりとどのキャラでも食えちゃうパワーがあります。ジャンプも低くて早いので接近戦では強力なんですが、とにかく基本的に鈍重で守りも弱いので、いかにして近付けるかがポイントのキャラになってます。決して強キャラというわけではないのですが、このキャラが出てくると「この試合は何かが起こりそう」という雰囲気は出ますね。


そしてチップというのは逆の方向に極端なキャラになってます。本作でもっとも速く、もっとも体力の少ないキャラですね。このキャラはとにかく立ち回りが強くて、技もなんでも揃ってるんですね。ガードを崩すための手数も多くて相手をかき乱すことができるんですが、ワンミスでもすると相手の覚醒必殺技から一瞬で逆転されかねないくらい脆いです。もうずっとチップのターンみたいな試合展開になったりするんですが、ものすごい攻めてたはずのチップが数発もらったら気付いたら負けてるみたいな。リスクを管理しながら最後まで事故らなければ圧倒的に最強キャラですが、事故率が高いので最後まで気が抜けないキャラになってます。


編集部A:
かなり使い手を選ぶキャラなんですね。使えたらかっこよさそうです。

コイチ氏:
そうですね、チップ使いはまあ事故死に関しては割り切ってる人が多いんじゃないかなと思います。逆にチップと対戦する側も基本的に対策は「チップが攻めてる間は我慢して、大きな一撃を入れるチャンスを伺う」しかないので大変だったりします。

編集部A:
なるほど。とりあえずは教えてもらった上位キャラたちとディキンソンとチップを覚えておけばキャラ面でも楽しめそうですね。

コイチ氏:
特に最初に触れたハッピーケイオスには特に注目してほしいですね。このキャラ、弾数や集中力ゲージといった固有のシステムが用意されていて使っている側は頑張って管理して使ってるんですけど、正直観戦だとそこらへんは何してるのか全然分からないと思うんですよね。なんならプレイヤーでもハッピーケイオス使いじゃないと分からないかもしれません。なので、とりあえず「中距離・遠距離が強いキャラなんだな」くらいの気持ちで見てもらえれば良いと思います。

編集部A:
ありがとうございます。最後に今回のARCREVOに出場する選手で注目のプレイヤーがいたら教えてもらえますか?

コイチ氏:
ここは主観ではなく過去実績をベースにお答えします。一番注目なのはソル使いのもっちー選手でしょうね。ほとんどのギルティプレイヤーなら名前は知っているくらいの方で、直近の韓国大会も優勝していて今回も優勝候補だと思います。あと日本に住んでいる韓国の方なんですが、Daru選手も必ず上位に食い込んでくる選手として注目です。イノというキャラを使っている方で、キャラもプレイヤーも非常に攻めっ気が強いのが特徴ですね。相手にかかわらずとにかく自分の攻めを通して勝つという、気持ち良いプレイスタイルのプレイヤーで、注目したいプレイヤーの一人です。

他にはカイ使いのちゅらら選手という方も発売当初からトップを走っている方で、今回の大会でも上位に残ってくると思います。今日名前を挙げたキャラの使い手ですと、ディキンソンは御傍選手ですね。Red Bull Kumite Las Vegasという招待制の世界大会や、今年フィリピンで開かれたREV Majorという国際大会をディキンソンで優勝して注目を浴びた選手です。二十歳くらいの非常に若いプレイヤーで、『GUILTY GEAR』シリーズの前作である『GUILTY GEAR Xrd Rev 2』でもトッププレイヤーだったのですが、『グランブルーファンタジーヴァーサス』で一気に頭角を表してきた方ですね。そして『GGST』でも非常に強い。もともとはザトー=ONE使いの方なのですが、ディキンソンも平行して使っていて、今回の大会でも上位に残ってくるんじゃないかなと思います。

最後にジオヴァーナを使っているティーワイ選手という方も注目ですね。前作のREV2から頭角を表した方で、「プレイヤー性能が強い」とよく言われる方ですね。ジオヴァーナ使いの中で圧倒的に強いと評判の方なので、優勝候補の一人かなと思います。

編集部A:
国内でも強い方がいっぱいいらっしゃるんですね。ありがとうございます。システムとキャラとプレイヤーを解説してもらって、なんだか一気にゲームの理解度が上がって観戦へのモチベーションが上がった気がします。


コイチ氏:
ぜひ大会当日にライブ配信を見て観戦で盛り上がってください。一度観戦のコツみたいなものを覚えれば、最初にも言った通り今盛り上がっているゲームなので、いろんな大会を見れて一気に楽しみが増えるんじゃないかなと思います。慣れてきたら今回自分が解説した以外のキャラについて調べてみてもいいと思いますし、他の強豪プレイヤーについても調べてみたり、普段の対戦配信を見てみたり……なんなら自分でプレイしてみてもいいですよね。ぜひ『GGST』の対戦ゲームとしての、そしてeスポーツとしての魅力をご自分でも発掘してみてください。

編集部A:
本日はありがとうございました。

注目の国内大会「ARCREVO Japan 2022」は来月、12月3日から4日にかけて開催。両日ともアークシステムワークスの公式YouTubeチャンネルTwitchチャンネルにて試合の様子がライブ配信される予定となっている。ぜひ観戦して、『GGST』の派手で奥深い世界に触れてみて欲しい。

Mizuki Kashiwagi
Mizuki Kashiwagi

PCとPS4をメインで遊んでいます。自分で遊んでも、観戦していても面白いような対戦ゲームが好きで、最近は格闘ゲームとMOBAをよく遊んでいます。

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