『エルデンリング ナイトレイン』の「ジャンプ回避できる攻撃」いろいろ紹介。夜の王のあんな技やこんな技も、華麗にかわしてスマート攻略

フロム・ソフトウェアは5月30日、『エルデンリング ナイトレイン（ELDEN RING NIGHTREIGN）』を発売した。本作には多くの避けづらい攻撃が存在するが、ローリング回避ではなくジャンプを活用することで比較的簡単に避けられるものもある。本稿では『エルデンリング』から続投した敵のほか、夜の王も含めさまざまな強敵の「ジャンプで避けられる攻撃」を紹介していく。なお、本稿には複数の夜の王に関する情報が含まれるため、閲覧の際は留意されたい。

本作は、『エルデンリング』をベースとするサバイバルアクションゲームだ。シングルプレイまたは3人プレイに対応している。プレイヤーは夜の脅威にさらされるリムベルドにて、「夜渡り」として3日間を生き延びなければならない。リムベルドでは挑戦するたびに拠点や敵の場所、入手できるアイテムなどが毎回変化する。過酷な2日間を乗り切り、最終日に待つ「夜の王」との戦いに挑む。

敵の攻撃が熾烈な本作において、ローリング回避は非常に重要なアクションだ。しかし、なかなかローリングでは避けづらい攻撃に遭遇することもあるだろう。一方で、『エルデンリング』に引き続きジャンプによって避けられる攻撃も意外とたくさん存在する。本稿ではジャンプによる回避が有効なシーンを、実践的に取り組みやすい順番でピックアップして紹介したい。ジャンプ回避を使いこなせば、一部の技をローリング回避よりも楽に避けられるだけでなく、そのままジャンプ攻撃につなげてダメージを稼げるなどさまざまな恩恵が得られるはずだ。

ステップ1：坩堝の騎士

はじめは銅の鎧でおなじみ「坩堝の騎士」だ。坩堝の騎士は砦に出現することがあるほか、封牢の強敵や夜戦のボスとしても登場する。本作において接敵頻度がそれなりに高い敵と言えるが、実はジャンプ回避がそれなりに有効な敵だ。まずは特徴的な地踏み攻撃。持続時間が長いためローリング回避ではダメージをもらいやすい一方で、実はジャンプならすんなりと避けることができる。

また、坩堝の騎士は体力が低下すると翼や尻尾を形成して攻撃をおこなうようになるが、この形態変化時に放つ光の衝撃波も同様にジャンプで回避可能。さらに、翼を生やして飛び上がったのちにおこなってくる滑空攻撃は、着地時の衝撃波をジャンプでかわしたり、角度によってはジャンプで上を飛び越えたりすることができる。

さらには、尻尾を回転させてのなぎ払い攻撃もジャンプでかわせてしまう。ただし、尻尾攻撃はかなり出が早いため、狙っていないと咄嗟に出すのは難しい。坩堝の騎士に限らず、相手が行動可能になったタイミングでは一度攻撃の手を止め、相手の出方を伺いながらダメージを入れたいところだ。ちなみに坩堝の騎士は大剣と槍の2種類が存在しており、それぞれがほかにもジャンプで回避できる技を持ち合わせている。下段を攻める技なのかどうか、各モーションの見分けがつきづらい点はあるものの、あまり隙を見せない坩堝の騎士に対しては少しでも手数を稼ぐために挑戦してみてほしい。

ステップ2：古竜

次は2日目のボスとして登場することがある「古竜」だ。まず狙い目となるのは、大きく後方へ飛び立ったあとに勢いよく地面へと突進してくる攻撃。実はこの技は着地時の地面に攻撃判定があるため、タイミングよくその場でジャンプすることで回避できる。坩堝の騎士の攻略の応用とも言えそうだ。

また、地面に雷の槍を突き刺し、広範囲を伝う雷を発生させる攻撃にもジャンプが効果的。雷を纏う形態変化後は両手から2連続で放ってくることもあるこの攻撃。ローリング回避を用いる場合だと、方向やタイミングによっては避けた先に雷が残っているという事故も発生しやすい。足元に潜り込むのが間に合わない時には、落ち着いてジャンプする準備をしておくと助かる状況は多いかもしれない。

こうした技の回避はこちらの反撃には繋がらず効果が薄いようにも思えるが、古龍はその巨体により攻撃を当てづらく長期戦になりがち。生存力を高められるだけでも間接的に勝率に貢献しているため、ジャンプ回避のほうが避けやすいと感じるシーンであれば積極的に採用したい。

ステップ3：喰らいつく顎

本作で初登場した夜の王との戦闘においてもジャンプ回避は有効。「喰らいつく顎」こと「夜の爵、エデレ」はその筆頭だ。攻撃範囲に優れ、ローリング回避で避けづらい攻撃を多く使用してくるエデレ。特に地面に頭を叩きつけて地割れを起こす技は厄介で、この攻撃に回避の後隙を狩られて敗北を喫したプレイヤーも多いはず。しかし古竜の飛び掛かりなどと同様、基本的には地面部分にのみ攻撃判定があるため、頭を振り下ろす瞬間にジャンプすれば簡単に回避することができる。なお、振り下ろす頭に直接ぶつかった場合にはダメージを受けてしまうため注意が必要だ。

体力が低下し形態変化を遂げた後は、地割れの範囲が拡大するうえ雷の追撃が発生するようになり、さらに凶悪さを増す。ところが見た目に反して、実はこれも足が地面についてさえいなければ攻撃は当たらない。つまり、2回連続でジャンプすることで追撃まで避けきることができるのだ。ただし、頭を振り回す攻撃を続けざまに繰り出してくることもあるため、適切な距離を保ちながらジャンプすることを意識したい。

エデレに対してはほかにも、足元をすくうように口を広げてゆっくりと突進する攻撃などがジャンプ回避の使いどころ。ただし、似た技として紫色の閃光を纏った掴み攻撃が存在しており、こちらはジャンプでは避けられないため注意が必要だ。ちなみに掴み攻撃については、タイミングよくローリング回避することでアーツゲージが増える「相乗回避」というシステムが存在するため、できる限り引き付けてローリング回避するのがよさそうだ（関連記事）。

活用例はさまざま

今回紹介したもの以外にも、ジャンプ回避の活用例はさまざま存在する。たとえば「溶岩土竜」の回転斬りや、「黄金樹の化身」が使用するヒップドロップ、「黒き剣の眷属」による斧での斬りかかりなどが挙げられる。本作では『エルデンリング』に実装された敵がたくさん再登場しているため、同作で身につけたジャンプ回避の知見も活かせるだろう。

このほか、「三つ首の獣」や「闇駆ける狩人」などの夜の王戦においても、一部の技に対してジャンプが有効。たとえば三つ首の獣では、大きく回転する鎖を縄跳びのようにジャンプできる。闇駆ける狩人では、形態変化後に使用する地面に腕を叩きつける範囲攻撃をジャンプでかわせる。また詳細は伏せたいが、本作の“ラスボス”にあたる夜の王のとある攻撃もジャンプで回避することが可能となっている。ローリング回避で避けづらい攻撃があるときは、ジャンプ回避で対処できないか試してみるのもいいだろう。

ところで、ジャンプによって避けられる攻撃にもさまざまなタイプがある。即座に放たれる下段斬り系の技と比べると、衝撃波系の技のほうがモーションやタイミングがわかりやすく避けやすい傾向がありそうだ。攻撃パターンを覚え、少しずつ使えるシーンを増やしていけば、戦闘の幅が大きく広がるはず。ぜひジャンプ回避を研究して、スマートな討伐を目指してみてほしい。

『エルデンリング ナイトレイン（ELDEN RING NIGHTREIGN）』はPC（Steam）およびPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに発売中だ。