ドン勝を食いっぱぐれないための『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』初心者ガイド
第3章 中盤戦(競技エリア縮小3回目まで)
3-1. 青い壁と赤い爆撃の対処法
『PUBG』は他プレイヤーとの戦いであると同時に、競技エリアとの戦いでもある。輸送機に乗り込んでから最初の競技エリア縮小が終わるまで約10分。ここから先が中盤戦であり、2回目の競技エリア縮小開始までは3分20秒、その後は2分30秒、2分と間隔が狭まってくる。エリア外を示す青い壁に触れるとダメージを負う。最初のエリア縮小時にはかすり傷程度で済むが、被ダメージ量は縮小回数を重ねるごとにエスカレートしていく。縮小5回目以降になると、数秒触れるだけで体力が0まで削られる。他プレイヤーに撃たれるのが怖くてエリア内に進むことを躊躇していたら、戦う前にゲームオーバーとなってしまう。
「エリア内に入る必要がある」と分かってはいても、思うように事が運ばないのが『PUBG』である。車両が手に入らず(あるいは転覆させてしまい)エリア外から競技エリア内までの長距離ダッシュを強いられるケースが何度も訪れるだろう。そうした窮地を救ってくれるのが自動回復アイテムである。エリア縮小3回目までは鎮痛剤・エナジードリンクといった自動回復アイテムを服用することで、ダメージを最小限に抑えられる。自動回復アイテムを複数個同時に服用し、体力ゲージ上部に表示されるブーストゲージを60%以上まで溜めれば「ダッシュ速度ボーナス」を得られ、より速く競技エリアにたどり着ける。ちなみに武器をしまい(デフォルトではXキー)素手の状態で走れば、ダッシュ速度がさらに上昇する。円の縮小速度は終盤になるにつれて遅くなるため、青い壁から逃げ切ることは十分に可能である。競技エリア外で倒れるくらいなら、一か八かで突っ込んだ方がマシだ。
ゲーム中は青い壁だけでなく、赤い爆撃エリアにも注意しよう。マップ上で赤くマーキングされたエリア内には一定時間にわたり爆撃が降り注ぎ、直撃すれば大ダメージを受ける。爆撃エリアから直ぐに抜け出せない場合は屋内に避難しよう。窓・ドア付近を避けて直撃を避けるべし。この青い壁と赤い爆撃の存在により、『PUBG』では最初から最後まで一箇所に籠もり続けるという受け身なプレイスタイルはほぼ通じないようになっている。2つの円がどこに向かうか確認し、行動プランを臨機応変に変えていこう。
3-2. 自分の位置情報を発信しない
「いかに自分の位置情報を発信しないまま、他プレイヤーの位置情報を集めるか」というのが本作の肝である。屋外・屋内問わず、銃声と足音はプレイヤーの動きと並んでもっともクリティカルな情報だ。どんな小さな物音も聞き逃してはならない。逆に自分が銃を撃てば撃つほど位置情報が垂れ流しになるため、簡単にキルを取れるシチュエーションであっても、第三者に気づかれると簡単に倒されてしまうポジションにいる場合は、撃たないという判断を下した方が賢明だ。
敵を逃すと死角の安全を確保できないなど、「殺らねばならぬ」と判断したのであれば短時間で決着をつけたい。敵を仕留めるには最大で4発5発ヒットさせる必要があるため、相手が遮蔽物のないオープンエリアに飛び出すのを待ってから撃ち始めると、より確実である。すでに他プレイヤー同士が撃ち合っているのであれば、どちらか片方がダウンするのを待ってから、生き残った方を仕留めよう。2対1になることだけは避けたいからだ。
屋外で全方位に注意を向けることはもちろんのこと、屋内を探索する際も待ち伏せされていないか入念にチェックしてからアイテム漁りに移ろう。また屋外のプレイヤーに自分の居場所を知らせないためにも、ドアは閉めながら進むことが基本となる。逆にわざとドアを開けてまわれば、他プレイヤーを警戒させる効果を狙える。
3-3. 屋内戦・屋外移動時に意識したいこと
屋内戦では待ち伏せしている方が有利である。制圧する際は、敵の存在を察知した、もしくは潜んでいる可能性が高いと感じたらフラググレネードやスタングレネードで相手を誘い出そう。角から覗き込む際はカメラのフリールックのほか、マウス右ホールド中にQ/Eで肩越し視点を左右に変更する方法も覚えておきたい。
自分が待ち伏せする側になる場合は、制圧者を油断させることで勝率を高めよう。たとえば屋内のアイテムをわざと拾わないことで「まだ探索されていないエリアだ」と相手を安心させ、不意打ちを狙うことができる。特に回復アイテムが転がったままなら、相手のガードはかなりの確率で落ちる。相手の注意を特定の方角に向けたい場合は、手持ちのアイテムをドロップし、罠として活用する方法もある。こうして背後からの不意打ちに成功すればエイムが下手でもキルを取れる。もちろん、仕留めたあとは素早く荷物を剥ぎ、立ち去ること。
屋外移動に関しては、装備品・アイテムが揃う中盤戦以降は「競技エリアに向かう」という目的以外では無駄に動き回らない方が良い。動けば動くほど情報を与えてしまうため、静かに索敵しよう。競技エリアに向かうルートも、無鉄砲に直進するのではなく、いつ撃たれてもカバーを取れるよう遮蔽物から遮蔽物へと渡り歩くこと。どうしても遮蔽物が見つからなければ、カモフラージュ率の高い場所で匍匐したり、わずかな起伏を利用して身を隠そう。中盤戦以降まで生き延びるには、地形を味方につけることが欠かせない。移動中はフリールックで背後に気を配ることも忘れずに。