AUTOMATON編集長の川瀬です。
このたびAUTOMATONのサイトのリニューアルを実施いたします。ゆえに、11月21日(木)10時からお昼すぎ(あるいは夕方)まではメンテナンス作業のため一時公開を停止させていただきます。作業完了後に公開を再開次第、AUTOMATON公式Xアカウントのポストにてご報告いたします。またリニューアルオープン後はしばらく動作が不安定になることがございます。ご不便をおかけします。
今回はリニューアルに際して告知を出すにあたり、なぜリニューアルをするのか、リニューアル意図は何かを、せっかくなのでご説明させていただきます。また昨今インターネットでたびたび議論になる記事内広告について弊誌の方針もお伝えできればと思います。
まずAUTOMATONのリニューアル理由について:
AUTOMATONはかねてから「回遊率が低い」という点が弱点としてありました。「なにか記事を読んでから、その記事から違う記事に飛ぶことが少ない」という傾向ですね。レイアウトや機能などサイトの根幹部分については、長らく手を加えておらず、現代向けに最適化されておりませんでした。またレイアウトについても、カテゴリ分けもあまり機能しておらず、リンクをクリックしづらい。そして検索エンジンへの最適化、いわゆるSEOについては長らく課題がありました。検索流入が弱いAUTOMATONは、固定読者に支えられ続けてきました。みなさま、本当にありがとうございます。
そうした状態を放置することの弊害も大きく、ちょっとは普通の機能・普通の回遊率があるサイトになってほしいというところで、今回重い腰をあげてリニューアルするに至ります。編集部チームも「よく読むサイトのレイアウト変更」については厳しく見ており、リニューアル後は今のレイアウト感はそのままに、機能性の向上……というより普通のほかのサイトがもつ機能を追加したようなイメージになります。とはいえリニューアル後のサイトに慣れない、機能性の不備がある、具体的に変更要望点がある場合、編集部に一報いただければ変更を検討いたします(誰かの不便は誰かの便利になる可能性もあり、一概に変更はお約束できませんが、意見はありがたく参考にさせていただきます)。
そして今回のリニューアルに際して、ネットワーク広告についての弊誌の方針もここに記させていただきます。
広告について:
昨今のWeb広告については、ユーザビリティを阻害するという指摘が散見され、かつそれをユーザーとしても感じています。そんな時代ですので、AUTOMATONとしての広告基準を明示する必要があると考えており、この機会に読者のみなさまにお伝えいたします。現時点で決めている方針は以下です。Web媒体ですので、運営上ネットワーク広告については展開するという前提のもと、以下の項目を意識していると読み取っていただけますと幸いです:
・ユーザーの意思決定を尊重しない広告は展開しない
・ユーザーが消しづらい・あるいは無視しづらい広告は展開しない
・広告ブロックツール向け対策はしない
・ユーザーの意思決定を尊重しない広告は展開しない
広告におけるフラストレーションは、ユーザー側の意思決定を無視する点にあると考えております。勝手に音が鳴り出す、サイト外に離脱しようとして拘束される、などユーザーがしようとしている、つまり意思決定を無視した広告は現時点では導入予定はございません。
・ユーザーが消しづらい・あるいは無視しづらい広告は展開しない
掲示する広告にはどれも☓マークをつけており(つけるようにしており)、それらを消しやすい方針で運用しております。
・広告ブロックツール向け対策はしない
昨今では広告ブロックツールが広まっておりますが、それらを無効とするツールAd-Shieldなどは、現時点では導入予定はございません。原則的に広告は見ていただいた方が収益にはなるのですが、Ad-Shieldなどを入れることは、前述した「ユーザーの意思決定を尊重しない広告は展開しない」と矛盾しており、また広告をブロックしたいという意思も尊重したいことからそうしたツールを導入する予定はございません。
マネタイズとユーザーエクスペリエンスのバランス取りは常に苦慮しておりますが、我々は読者の体験を重要視しており、自分たちも「読者として」広告がどこまで許容できるかは都度検証しながら実装いたします。
なお意図せぬかたちで上述したような方針に沿わない広告が表示されるケースはありますが、ご指摘や読者のみなさまの反応を見て、都度差し止めや調整などの対応をおこなっております。こちらについても、今後も同様の対応を続けてまいります。
まとめ
・回遊性やSEOが弱いからリニューアル実施。しかしできるだけサイトレイアウトは変えていない
・記事内広告は運営上入れるものの、ユーザーの体験を阻害しないよう努力する
Web媒体が厳しい中、AUTOMATONが運営を続けられているのは、ひとえに読者のみなさまのおかげです。今後も読者のみなさまに「不便をかけない範囲」でマネタイズをし、価値ある情報を届けられればと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。