『幻想郷萃夜祭』正式発表。100キャラ以上が登場する、ド派手なドット絵とエフェクトが際立つ東方二次創作アクション

 

弊社アクティブゲーミングメディアが運営するPLAYISMおよびバカーは7月25日、2D探索アクションゲーム『幻想郷萃夜祭』を正式発表した。開発者はtea_basira氏で、グラフィック/BGM/SE(アセットを使用したものを除く)/ストーリー/プログラム/VFXなどを一人で制作している。対応プラットフォームはSteam。2019年夏に早期アクセス版としてのリリースが予定されている。本作は、2016年年末に「東方萃想神楽」として体験版が頒布されていた作品だ。時折Twitter上で進捗が報告され、多くシェアされていたドット絵が美しい作品である。

『幻想郷萃夜祭』は、東方Projectのキャラクターにして「密と疎を操る程度の能力」を持つ鬼、伊吹萃香を主人公に据えたゲーム。お祭りが開かれている博麗神社を舞台に、伊吹萃香がコンボ・ショット・カウンターなどをアクションを駆使して、幻想郷を暴れまわる。伊吹萃香の能力である「密と疎を操る程度の能力」を表現したアクションが用意されていて、チャージ中に攻撃を出すことで、密チャージと疎チャージと呼ばれる2種類の性質の異なるチャージ攻撃ができる。チャージショット以外に、密度を操り高速移動する「ワープショット」もあり、「ワープショット」によって画面を縦横無尽に動き回れるそうだ。

https://twitter.com/tea_basira/status/1143732350926241793

グラフィックは、ドットで描かれたグラフィックに、派手なエフェクトを組み合わせた表現が目を奪う。祭りの夜。たいまつで照らされた境内はどこか懐かしく、花火の表現はとにかく美しい。ドットだけでなく、派手なエフェクトによるバトルの表現も綺麗で、ストアページには、魔理沙が虹色に輝く魔砲を放っている姿が掲載されている。

登場キャラクターは100人以上。博麗霊夢と霧雨魔理沙、Win版のキャラクターたちは勿論、稗田阿求/茨木華扇/綿月姉妹など書籍のキャラクターや、秦こころや秘封の面々まで、デフォルメされた小さなドット絵がストアページ上に掲載されている。また、開発者のtea_basira氏のTwitter上には、少なくとも2015年頃から『幻想郷萃夜祭』のものと思われる画像が数多く掲載されており、前述したドット絵やエフェクト、ゲームプレイなどが確認できる。

https://twitter.com/tea_basira/status/1131246415202594816

『幻想郷萃夜祭』は、東方Projectの東方二次創作作品でもある。東方Projectとは、同人サークル上海アリス幻樂団のZUN氏が展開している弾幕シューティングゲームなどの創作物を指す。同人作品ながら長い歴史を持ち、現在でも新作の発表が絶えず、高い人気を誇っている。多様な種類の二次創作が活発なことも特徴で、『幻想郷萃夜祭』もそんな二次創作作品の一つ。なお、原作である東方Projectの新作『東方鬼形獣 〜 Wily Beast and Weakest Creature.』も、今年の夏コミでリリースが予定されている。