『ボーダーランズ3』に『Apex Legends』ライクなPingシステム搭載へ。Co-op体験の向上が図られる

『ボーダーランズ3』に『Apex Legends』ライクなPingシステムが搭載されることがわかった。コンテクストにあわせて敵や戦利品の位置をチームメイトと手軽に共有できる機能だ。そのほか『ボーダーランズ3』では、最大4人のFree-For-All形式のデュエル(決闘)モードも実装される。

Gearbox Software/2K Gamesは、米国フロリダ州にて日本時間7月6日~7月7日にかけて開催されたゲームイベント「GuardianCon 2019」にて、『ボーダーランズ3』の新情報を公開。その中で、同作にPingシステムが導入されることが明かされた(公式サイト)。

『Apex Legends』の登場以降、『フォートナイト』『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』などチームメイトとの連携が必要となるゲームにおいて、『Apex Legends』ライクなPing機能が実装される例が増えている。オンラインおよびローカルCo-op対応の『ボーダーランズ3』も例外ではないようだ。

Ping機能自体は目新しいものではないものの、コミュニケーションホイール画面を呼び出すことなく、ボタンひとつでシチュエーションに応じた適切な情報を伝えられるシンプルなPing機能は、マイクがなくても煩雑さなく手軽にコミュニケーションを図れるため非常に便利。上の動画で確認できるように、敵や戦利品に向かってPingを飛ばすことでチームメイトの画面にもアイコンが表示される。爆発物に目印をつけておいたり、クラップトラップのような味方NPCに挨拶したりといった用途にも使えるようだ。

また同シリーズには、Co-op中のチームメイトと戦うデュエル(決闘)モードが搭載されてきた。『ボーダーランズ3』では、最大4人で競い合うFree-For-All形式のデュエルモードが新たに登場することも、「GuardianCon 2019」のパネルディスカッションにて明かされている。新しい戦利品を試したり、意見が一致しなかった場合に決着をつけたりと、さまざまな用途で1対1対1対1のバトルに突入できる。

そのほかにも、スライディング、よじのぼり動作、取りこぼした戦利品の回収、自販機での銃弾一括補充、Twitchとの連携機能「ECHOcast」などさまざまな新機能が発表済みの『ボーダーランズ3』。品質改善面では、Xbox Adaptive コントローラーとの互換性、テキストサイズや不透明度に関するオプションを含む字幕やクローズド・キャプションの拡充、戦利品ドロップ時のレアリティ別の効果音、カメラ揺れの調整などが挙げられている。

なお新作では、各プレイヤー向けに異なるインスタンスの戦利品がドロップする仕組みにより、戦利品を奪い合わずに遊べるようになる。レベル同調機能により、異なるレベル帯のプレイヤーと遊んでいても、各プレイヤーの適正レベルに応じた敵や戦利品が出現する。ただマッチメイク・オプションにより、過去作のように共通の戦利品がドロップし、チームメイトと奪い合うクラシックモードを選択することも可能である。

マッチメイクの改善点としては、マッチメイク相手を探している間もプレイを続行できる非同時マッチメイクの導入。同モードを遊んでいるプレイヤーや同じ進捗具合のプレイヤーを探せる、アクティビティグループに基づいたマッチメイキングについても言及されている。

※クラップトラップが新作の舞台となる惑星を紹介する銀河ガイド 第1話

さまざまな面でCo-op体験の向上が図られる『ボーダーランズ3』は9月13日、PlayStation 4/Xbox One/PC向けに発売予定。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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