Steamで『Himno』が無料公開。自動生成される暗闇を探索し、ドットで描かれる光源やサウンドを楽しむ2Dアクション

Steamにて4月27日、『Himno』が公開された。『Himno』は、ドットで描かれた暗い世界を探索し、闇を照らす光源やオリジナルのサウンドを楽しむシンプルな2Dアクションゲームだ。

Steamにて4月27日、『Himno』が公開された。開発はBreakfastStudioによって行われており、ゲーム部分をDavid Moralejo氏、音楽をDan Farley氏が担当している。本編は無料でプレイ可能。追加コンテンツとして14のオリジナル楽曲が収録された「Himno – Original Soundtrack」が販売されており、こちらは通常価格410円。5月4日までは10%オフの369円で購入できる。日本語には対応していない。

『Himno』は、ドットで描かれた暗い世界を探索し、闇を照らす光源やオリジナルのサウンドを楽しむシンプルな2Dアクションゲームだ。プレイが始まると、プレイヤーは身の丈ほどの大剣を背負ったキャラクターを操り、暗がりの遺跡らしき場所を探索。高低差の激しいところや、そもそも足場が無い地形もあるが、ジャンプや空中ダッシュ、壁蹴りに壁スライドなど、2Dアクションゲームでお馴染みのシステムが用意されており、これらを駆使して遺跡の中を進んでいく。

マップの中には、接触することで明かりを灯せるたいまつ、光り輝く黄色や緑色のジェム、解放するとキャラクターの挙動が少し変化する妖精などが設置されている。こうしたオブジェクトを回収したり、動作させたりしながら自動生成によるマップを巡り、次のマップへ進めるドアを目指して進むのが『Himno』の基本となる。レベルの概念があり、死ぬとレベルがリセットされてしまう点には注意が必要だ。また、キャラクターが武器を装備しているものの、武器を振るうことはできない。特に敵も出現しないようので、無限に自動生成されるマップの中を探索していくのが本作の目的となる。

ストアページによれば、本作は開発者であるDavid Moralejo氏が、ストレスを解消するために始め、プライベートプロジェクトとして作った作品。今回無料公開されたのは、この作品のことを作者が少しずつ好きになっていたことが理由なのだという。開発スタジオであるBreakfastStudioは、『Himno』以外に、リッチなドットが目を引く『Medieval Shopkeeper Simulator』を早期アクセス販売中。また、『Himno』の好評を受けて、『Himno2』のプロトタイプに関する情報を公開しており、武器を振るい襲いかかってくる敵と戦っている姿などが確認できる。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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