『Anthem』ロードマップとエンドゲームの展望公開。発売後は成長システムの拡張やギルド、ランキングシステムの実装を予定
Electronic Artsは2月7日、BioWareが手がける『Anthem(アンセム)』の最新映像を公開し、本作のエンドコンテンツについて紹介した。ストーリーをクリアした後も継続して楽しめる要素については、先日プレスイベントから明らかになった情報をもとにお伝えしたが、今回あらためて公式に案内された形だ(関連記事)。
本作では、ミッションなどをこなしていくことでパイロットレベルを最大30まで上げることができ、レベルキャップに到達すると、ハードのさらに上の難易度グランドマスター1〜3がアンロックされる。敵の体力や攻撃力がアップし、プレイヤーにはそれなりの装備をもって挑戦することが推奨されている高難易度だが、レアリティの高いアイテムの入手確率もアップする。なお、体験版時点ではグランドマスター3の敵の体力・攻撃力は3100パーセントアップとされていたが、今回の映像では950パーセントと表示されており、調整がおこなわれたようだ。
パイロットレベルを上げていくことで、拠点の要塞都市フォート・タルシスのNPCも経験あるフリーランサーであることを認識するようになるという。フォート・タルシスではさまざまな勢力の人物から多様な任務を引き受けることができ、達成すればクラフト用の設計図を入手できる。そうして各勢力からの評価を高めていくと、レジェンダリーコントラクトと呼ばれる任務を要請されることにつながっていく。レジェンダリーコントラクトは複数のミッションで構成される任務で、達成するには強力な装備とスキルが求められるが、その分報酬も弾んでくれるとのことだ。
プレイヤーはジャベリンの装備や見た目、またエモートをカスタマイズしていくことが可能で、見た目に関してはカラーリングだけでなく素材感までさまざま用意されていることが映像からうかがえる。こうしたアイテムをクラフトするには設計図だけでなく素材やコインも必要とし、デイリー・ウィークリー・マンスリーチャレンジをこなすことで入手できるとのこと。本作はソロでもプレイ可能だが、4人チームで戦うことを基本としており、また最大16人のプレイヤーが集まれるソーシャルハブLaunch Bayも用意されるため、個性的なジャベリンを作り上げていくことは長くプレイするモチベーションとなるだろう。
こうしたミッションは、本作の世界を自由に探索するフリープレイの中でアクセスすることができ、4人チームで挑戦できるストロングホールドも含まれる。敵の拠点に攻め入る比較的時間のかかる、しかも難易度の高いミッションとなっており、チーム内での連携やジャベリンの選択が重要になる。もちろん、こちらも攻略した際の見返りは大きい。
さらに、本作では期間限定のライブイベントが実施される予定だ。異常気象や強力な敵の襲来などが突然発生し、時には地形を変えてしまうような天変地異も起こり、解くべき謎がもたらされる。本作のオープン体験版の中でも、前触れなく嵐が発生したのち巨大なアッシュタイタンが現れた(関連記事)。こうした施策はコミュニティを盛り上げることにつながるだろう。ライブイベントにおいてはミステリアスな報酬を用意しているとのことで、詳細は今後発表するとのこと。
本作では、定期的な大型アップデートを続けながらライブサービスとして長期間の運営を計画している。今後のロードマップとして、発売後の3月には「Act 01: Echoes of Reality」として3つのアップデートを予定していることが明かされており、この中では新たなイベントやミッション、ストロングホールド、報酬、そして上述のライブイベントを提供。また、成長システムの拡張やギルド、ランキングシステムの実装などが予定されている。詳細は今後発表されるだろう。『Anthem』は、PC/PS4/Xbox One向けに2月22日発売予定だ。