ダイバー100人がサメに追われながら水中銃で撃ち合うアクア・バトルロイヤルゲーム『King Tide』正式発表。日本語付きで8月配信へ
海中アリーナに送り込まれた100人の潜水士たちが、血に飢えたサメから逃れつつ最後の生き残りになるまで死闘を繰り広げる一人称視点のバトルロイヤルゲーム『King Tide』が7月18日に発表された。対応プラットフォームはWindows(Steam)で販売価格は14.99ドル。2018年8月に日本語インターフェイス付きで早期アクセス販売が開始される予定だ。
プレイヤーはダイビング用のウェットスーツを着込み広大な海の世界を遊泳。海中施設、沈没船、美しいサンゴ礁などを探索して装備品を整えていく。旋回しながら徐々に距離を詰めてくるサメの脅威から逃れつつ、両足のフィンを必死にバタつかせよ。サメだけでなく、水上から撃ち込まれる魚雷にも気を付けねばならない。一箇所に留まっているとサメに食われるか爆発に巻き込まれる可能性が高まる。常に動き続けながら水中銃を撃ち合い、他のダイバーたちを排除するのだ。なおゲームモードはソロとスクワッドが予定されている。
『King Tide』の開発元は、ニュージーランドのゲームデベロッパーDigital Confectioners。2014年にサメ対ダイバーの水中マルチプレイ対戦ゲーム『Depth』を発売し、これまで長期運営を続けてきた実績がある。水中バトルゲームの開発経験は十分にあるということだ。バトルロイヤルゲームが乱立気味な昨今のマルチプレイ市場においては、本作最大の見所と言えるサメの存在がどこまでゲームプレイに関わってくるのかが重要なポイントとなるだろう。
ちなみに『Depth』の開発メンバーの一部は、別スタジオのBlindside Interactiveとして独立し、オープンワールド・シャークアクションRPG『MANEATER』を開発している(関連記事)。こちらはダイバーではなくサメを操作して人間を食い散らす作品である。『Depth』はサメ対人間のPvP、『King Tide』は人間同士の争いにサメが割り込んでくるPvPvE、『MANEATER』はサメになりきるシングルプレイゲーム。同じサメゲーでも、それぞれ違った楽しみ方ができそうだ。
『King Tide』のSteam早期アクセス販売は2018年8月に開始予定。早期アクセス期間は約1年で、その間にはダイバーギアや新しいゲームプレイ機能の追加、シーズンイベント・スキン・ソーシャル機能などゲームプレイ外システムの実装が計画されている。将来的にはコントローラーサポートやキャラクタークリエイション機能なども追加されていくとのこと。Steam版『King Tide』のストアページはオープン済みなので、異色の水中バトルロイヤルゲームが気になる方はウィッシュリストに登録しておこう。
また現時点ではPC向けの発表のみとなっているが、公式FAQによると、Unreal Engine 4製の『King Tide』は前作『Depth』よりも他プラットフォームに展開しやすいつくりになっているという。Steam版の売り行き次第ではコンソール版の発売にも期待が持てるだろう。