『フォートナイト』ヨーロッパ各地で補給ラマが目撃される。米国で発見された巨大ハンバーガーに続き、世界規模で展開される代替現実ゲームの行方やいかに
『フォートナイト』の補給ラマと似た形状のラマ人形が、現実世界のヨーロッパ各地で目撃され始めている。先日にはゲーム内から消えたハンバーガー屋マスコットが米国カリフォルニア州で発見されたばかり。ゲーム内世界と現実世界、それも複数大陸をまたぐ世界規模で展開される『フォートナイト』ARGの行方やいかに。
シーズン5の開幕が迫る『フォートナイト バトルロイヤル』（以下、フォートナイト）について、新たにヨーロッパ各地でゲーム内と同じ形状のラマ人形が発見され始めた。目撃情報がredditやTwitter上に次々と投稿されている。具体的には、イギリスのロンドン、ドイツのケルン、スペインのバルセロナ、ポーランドのワルシャワ、フランスのパリおよびカンヌ。目撃情報は少しずつ増えており、まだすべてのラマが発見されたとは限らない。
つい先日には、『フォートナイト』のゲーム内世界で時空の亀裂に吸い込まれ姿を消したハンバーガー屋のマスコットが、現実世界の米国カリフォルニア州で発見されたばかり（関連記事）。こちらは現地に訪れると謎の作業員より電話番号が記載されたカードが渡され、その番号に電話をかけると謎のメッセージが流れるという手の込んだ仕掛けとなっていた。開発元のEpic Gamesは一連のイベントについてコメントしていないため、Epic Games公式によるARG（代替現実ゲーム）なのかどうかは分からない。ただ、その可能性は非常に高いだろう。
https://twitter.com/BCNYC/status/1016222332153745409
なお上述したredditスレッドでは、ロンドンで発見されたラマの近くには1904年に創業した「Crown & Anchor」というレストランがあることが指摘されている（Googleマップでも確認できる）。実は米国で発見された巨大ハンバーガーを見張っていた謎の作業員から渡される電話番号の下4桁は4091で、逆から読むと1904。別のredditユーザーは作業員が「2018年、ああ、8102の逆さまだね」と口走っていたとコメントしている。この口述が本当のものか不明だが、真実だとすれば、作業員は次のイベント発生地のヒントを出していたと考えられる。
ヒントらしきものはそれだけではない。ハンバーガーが発見された場所からはゲーム内のものと似たパトカーとテントも見つかっている。ハンバーガーマスコットが元々あったゲーム内世界のグリーシー・グローブのDurrr Burger（ハンバーガー屋）、パトカー、テントの3点の中央には電話ボックスがある。そしてロンドンで発見されたラマは、電話ボックス内で発見されている。次の展開のヒントが出されているのだとすれば、ラマが現れた現場にも何かしらのヒントが仕込まれているのではないだろうか。なお本作のラマはバトルロイヤルモードでは補給物資として、PvEコンテンツではルートボックスとして機能している。ピニャータ割りの要領で開くと中から大量のアイテムがあふれ出てくるというものだ。ゲーム内と同じ仕様であれば、現実世界に現れたラマの中にも何かが潜んでいるのかもしれない。
世界規模で展開されているARGは果たしてどこに向かうのか。すでにreddit上では一連の流れを追う「Fortnite ARG Megathread」が立てられているので、行方が気になる方はこちらをウォッチしておくとよいだろう。なおゲーム内のアップデート情報画面では「世界衝突」までのカウントダウンが告知されている。ゲーム内世界・現実世界を横断するARGは「世界衝突」というコンセプトにぴったりだろう。ワイルドウェストや古代ギリシャなど過去に遡るテーマになると予測されている『フォートナイト』のシーズン5は7月12日開幕予定だ。
シーズン５まであと3日… pic.twitter.com/GWEWH4IjJN
— フォートナイト (@FortniteJP) July 9, 2018
