『PUBG』KR/JPサーバーを分離し、日本国内居住者専用の「JPサーバー」を設置。チート対策としての効果を期待

PUBG Corporationは3月27日、バトルロイヤルゲーム『PUBG』のPC版のライブサーバーアップデートを実施し、日本専用の「JPサーバー」を追加したと発表した。これは従来の「KR/JPサーバー」を日本と韓国に分離した形で、JPサーバーには日本に居住しているプレイヤーのみが接続できる。

PUBG Corporationは3月27日、バトルロイヤルゲーム『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』(以下、PUBG)のPC版のライブサーバーアップデートを実施し、日本専用の「JPサーバー」を追加したと発表した。これは従来の「KR/JPサーバー」を日本と韓国に分離した形で、JPサーバーには日本に居住しているプレイヤーのみが接続できる。なお、KR/JPサーバーでの戦績は韓国居住者専用の「KRサーバー」に移行される。下のツイート内にて「FPPモード」について言及されているが、JPサーバーにおける同モードの実装は見送るとのちに訂正されている。

『PUBG』では先月、同一サーバー内のプレイヤーのPINGを参照してマッチングをおこなうシステムを導入していた。しかし、それでも一部地域においては快適にゲームをプレイできない状況にあったことから、今回のJPサーバー設置をおこなったという。前述した通り、JPサーバーには日本居住者のみが接続でき、専用のリーダーボードも設置される。ただし、JPサーバーでプレイするプレイヤーが他地域のプレイヤーとパーティを組んだ場合は、そのパーティメンバーは居住地域に関わらずJPサーバーを選択できる。なお、ASIAサーバーとNAサーバーにはこれまで通り接続可能とのことだ。

発表の中では明言されていないが、上のPUBG JAPANチームは「サーバー分離とは別途で、不正プログラムの対策としてのアンチチートソリューションも準備しております」とツイートしており、今回のJPサーバー設置がチート対策の一環であることを示唆している。『PUBG』におけるチート行為の99パーセントは中国のプレイヤーによるものだとされており、ユーザーからは中国のプレイヤーをほかの地域のサーバーから閉め出すべきだという声が上がっていた(関連記事)。今回はその要望を飲んだということなのかもしれない。ただ、VPNを介した接続は依然可能であるため、完全に排除することは不可能だろう。PUBG Corporationは、プレイヤーが常に快適な環境で楽しくプレイできるよう、JPサーバーのモニタリングをより一層強化していくとしている。

今回のアップデートでは、武器ごとに所有しているスキンから自由に選んでプレイできる「武器スキンシステムUI」も用意された。武器スキンは、Weekly Random Crate内の有料クレートTriumph(20パーセントの確率で獲得可能、開けるにはWeapon skin keyの購入が必要)、あるいは無料クレートRaiderから獲得できる。それぞれのクレートでのアイテム獲得確率は、Triumph内のアイテムは15〜0.16パーセント、Raiderでは20〜0.028パーセントの間で設定されている。詳細は公式サイトを確認してほしい。また、本作の1周年を記念した武器スキン「Year One – SCAR-L」が無料配布されているので、プレイヤーの方は期間内に受け取っておこう。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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