『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2』リマスター版はやはり開発中か、Amazon掲載に引き続き複数紙が報告
『Call Of Duty: Modern Warfare 2(コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2)』のリマスター版が開発されており、2018年に発売されるのではないかという見方が強まっている。最初にこの話がメディアに出たのは、先週の3月16日。IGNイタリアが『Call Of Duty: Modern Warfare 2』のリマスター版の情報がAmazonイタリアに掲載されていることを報告したことをきっかけに、噂は広まっていった(IGN)。ちなみに、発売日は4月30日で、19.99ユーロと記載されていた。
前作も『Call of Duty: Modern Warfare Remastered』として発売されており、2016年11月には『Call of Duty: Infinite Warfare』と抱合せで販売されたのち、昨年7月にはPC/PS/Xbox One向けにスタンドアロン版としても発売されていた。シングルプレイとマルチプレイ両方を搭載しており、価格は34.9ユーロ。Raven Softwareが開発を手がける。前作がリマスターされたという経緯もあり、このAmazonの掲載は実現性のある噂として捉えるユーザーも存在していた。
そして昨日3月21日には、CharlieIntelとEurogamerがリマスター版『Call Of Duty: Modern Warfare 2』が開発されていると報道し、真実味が高まった形だ。両紙の報道によると『Call Of Duty: Modern Warfare 2』のリマスター版は、マルチプレイを搭載しないとのこと。また開発はRaven Softwareが担当しないとも伝えている。Eurogamerは2月に『Call of Duty』の最新作は「Black Ops 4」になると報道し、のちにアクティビジョンはその報道を認めていた。そうした背景もある今回のスッパ抜きも、一定の信憑性があると言える。また安すぎるという理由に疑問視されていたAmazonのリークも、マルチプレイがないということを考えると、納得できる部分もある。ただしCharlieIntelは同作の価格は25ユーロ程度になるとの見解を示している。
『Call of Duty: Modern Warfare 2』は2009年に発売されたFPS。国内向けにはスクウェア・エニックスが日本語版を発売している。開発は前作に引き続きInfinity Wardが担当。同作のシングルプレイキャンペーンといえば、とある目的のためモスクワ空港の民間人を大量虐殺するという「No Russian」ステージが全世界で賛否両論を呼んだ。国際版は大きく検閲され、ロシア版では同ステージはゲームから削除されている。『Call of Duty: Modern Warfare 2』は高い人気を誇りながらもそうした複雑な背景を持つだけに、どのような形で発売されるのにも注目が集まるだろう。