『Stardew Valley』のChucklefishがさらなる新作を発表。恐慌中の1930年代にてナチスのオカルトを暴くターン制SRPG『Pathway』
Chucklefish GamesとRobotalityは、本日3月13日、『Pathway』を発表した。発売時期は2018年内で、PC(Steam)/Mac/Linuxでのリリースを予定しているという。『Pathway』はターン制で進行するシミュレーションRPG。舞台となるのは1930年代の世界だ。恐慌中の世界は、ドイツの軍事力と威圧によりさらなる不安に陥っていた。そうした世界情勢からか、各地ではオカルトの儀式がおこなわれていることや、奇妙な遺物や採掘場の存在が報告されていた。主人公の友人であるMortenもこうした奇怪な現象に巻き込まれる。オカルト研究を邪魔したとして、ナチスに連れて行かれたというのだ。友人を助けるべく、陰謀と謎に包まれた遺跡を探索する旅へ出る。
『Pathway』では、プレイヤーは自動生成されるマップを移動し探検していく。エリアに到達するたびに新たなイベントが発生し、イベントの内容に応じたミッションをこなす。プレイヤーの選択によってそのミッションは大きく異なるという。戦闘はターン制で展開される。戦闘では位置取りが非常に重要になるほか、16人のキャラクターそれぞれが持つスキルを活用する必要があるという。キャラクターは戦闘を重ねると成長するので、用意されたスキルツリーからスキルを選び、自分好みに育てていこう。
また『Pathway』においては、「ピクセルアート」と「ボクセルアート」の両方の技術を用いたクラシックかつ新しい16bitグラフィックが導入されているとのこと。このビジュアルを実現するために多くの時間が費やされたという。ピクセルアートでありながら立体感をもたらす表現や緻密な影表現が細かくアニメーションする点には大きな自信を持っているようだ。
開発を手がけるRobotalityは、以前には同ジャンル作品『Halfway』をリリースしていた。高難易度とそれに付随するゲームバランスに賛否両論があったものの、こちらは一定の評価を集めていた。Robotalityは、『Halfway』の経験を糧に、コアとなるゲームバランスに重点を置きながら2014年より開発を続けていると語っている。Chucklefishは『Halfway』の時代から同スタジオとタッグを組んでおり、その流れは変わらないようだ。
Chucklefishといえば、先日宇宙ステーション管理シミュレーション『Starmancer』の開発スタジオとパートナー契約を結んだことを明かしていた(関連記事)。形態は異なるものの、連日の新作発表ということになる。2016年は『Stardew Valley』と『Starbound』にて旋風を巻き起こしたChucklefishは、2017年は意外にも新作をリリースしていない。すでに発売されている2Dアクション『Treasure Adventure World』に加えて、魔法学園RPG『Spellbound』やファミコンウォーズライクな『Wargroove』、そして『Pathway』。2018年は同社が温めていたものを世に出す年となりそうだ。