『牧場物語』生み親が手がける新作『Little Dragons Café』PS4/ニンテンドースイッチ向けに発表。竜を育てカフェを経営、牧場要素も
Aksys Gamesは本日2月23日、海外メディアを通じて『Little Dragons Café』を発表した。対応プラットフォームはPlayStation 4/ニンテンドースイッチ。発売時期は今夏(もしくは夏の終わり)とされている。本作には、『牧場物語』の生み親として知られる和田康宏氏が携わっており、すでに2年間にわたり開発されているという。
『Little Dragons Café』は、ドラゴンの育成とカフェの経営を両立するという作品だ。主人公となるのはふたりの兄妹。突如として彼らの母親が深い眠りに陥ってしまうところから物語は始まる。途方に暮れる兄妹の前に謎の老人が現れ、母親を眠りから覚ますにはドラゴンを育てる必要があると告げる。ふたりは母親が経営していた小さなカフェを引き継ぎ、うまく繁盛させながらもドラゴンを育て母親の眠りから覚ますヒントを探っていく。
本作においてドラゴンは、子どもと同じようにかわいがる必要があるという。適切な教育を施し、しっかりとした栄養を与え、自分のドラゴンの秘めたる可能性を世界に示していく。一方で生活の基盤となるカフェの経営にもケアしなければならない。素材を集めてレシピにより新たな料理を作ることで、母の愛したカフェを大きくしていく。
こうしたふたつの要素は、探索によって掘り下げられる。世界中を探索することで新鮮な食材を発見し、新たな知識を得ていく。さらにはそうした食材をプレイヤー自身が育てることも可能であるという。土地を耕したり魚を釣ることで良い素材を手に入れて、真心込めた料理を作りカフェにて提供しよう。近隣の人々と交流することもできるといい、料理を作ってあげたり困っている問題を解決することで、名声を高め人々を幸せにしていくのだ。
和田康宏氏は長年『牧場物語』をシリーズや『王様物語』といった作品を手がけたのち、トイボックス株式会社を設立した。『ホームタウン・ストーリー』や『Birthdays the Beginning』といった作品もリリース。いずれの作品も生命や生活といったテーマをベースとした『牧場物語』のDNAを感じさせながらも、単なるフォロワーに終わらない独自性のあるタイトルを生み出してきた。『Little Dragons Café』でもドラゴンの育成やカフェの経営といった要素を導入しつつも、“牧場要素”を感じさせる。今回されたイメージイラストは『牧場物語』シリーズの看板ともいえるまつやまいぐさ氏のデザインを思わせるもので、和田氏らしい作品になるだろう。
Aksys Gamesはマーベラスやアークシステムワークスといった日本企業とも関わりが深い作品であるので、日本向けのリリースにも期待できるだろう。国内発表を待ちたいところだ。